データベース開発とは?開発するメリットや注意点について徹底解説

データベース開発とは

自社にデータベースを導入したいが、どのように開発すべきかわからないという方も多いのではないでしょうか。データベースを導入することで、業務効率が改善されるなどさまざまなメリットがあります。本記事ではデータベース開発のメリットや注意点、ポイントについて解説します。

データベースの導入について悩んでいたり、困っていたりする担当者はぜひ最後までお読みください。

【目次】

    1. データベース開発とは?
    2. データベースの種類
    3. データベース開発のメリット
    4. データベース開発・運用の注意点
    5. データベースを導入すべき具体的場面
    6. 代表的なデータベース管理システム
    7. データベース開発を依頼するポイント
    8. 最後に

データベース開発とは?

データベース開発の意味

データベースとはデータの追加・削除・更新・検索がスムーズに行えるよう整理された情報の集合体のことです。データベースを自社で導入し、業務効率化を図ることをデータベース開発と言います。

たとえば、今まで紙の資料で管理していたデータをデータベースに保管することで、データの参照がしやすくなります。

現在は情報化社会と呼ばれており、インターネットなどから大量の情報を取得できるようになりました。今後はそれらの情報をいかに効率よく活用するかを考える必要があり、データベース開発はそのための第一歩と言えるでしょう。

データベースの種類

データベースの種類

一口にデータベースといってもさまざまな種類があります。データベースの中でも多くの企業で導入されているのは次の3種類です。

    1. 階層型
    2. ネットワーク型
    3. リレーショナル型

これら3つは性能や使うべき場面が異なるので注意が必要です。1つ1つのデータベースの種類について詳しく解説していきます。

1.階層型

階層型は、データの構成が家系図のように階層になっているデータベースです。1つの親データに対して複数の子データが結びつくことでデータを管理しています。PCのフォルダ管理のようなイメージです。

階層型のメリットは検索速度が速いことです。親データを指定することで子データをすぐに検索することができます。

反面、複数の親データに関連する小データがある場合、データを重複登録しないといけない弱点もあります。

2.ネットワーク型

ネットワーク型は、階層型とは異なり親データと子データが多対多数になっており、データ構成全体が網目状になっています。

階層型と比べ、データの重複を避けられるなどのメリットがあります。ただし、データの構造が複雑で扱いにくいため最近ではあまり使われていません。

3.リレーショナル型

リレーショナル型は、エクセルのような表形式でデータを保管するデータベースです。データベースというとリレーショナル型を思い浮かべる方が最も多いでしょう。

階層型やネットワーク型と違い、データ同士の関係を定義する必要がなく、扱いやすいのがメリットです。反面、データの検索速度が遅くなってしまうのがデメリットです。

リレーショナル型は多くのWebサービスなどで使われています。

データベース開発のメリット

データベース開発のメリット

データベース開発を行うメリットを解説します。メリットは次の4つです。

    1. データ管理がしやすくなる
    2. 情報検索を素早く行える
    3. 情報共有が容易になる
    4. データの大量保管が可能

1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

1.データ管理がしやすくなる

データベース開発を行うことで、会社の情報などさまざまな情報を一括管理しやすくなります。

データを一括管理することはセキュリティ向上にもつながります。どこにどの情報が保管されているかを把握し、確認、活用したいときにスピーディーにその情報までたどり着くことは、「探す」という無駄な工数を削減できます。

また、データベースはデータのバックアップがしやすくなっています。そのため災害などによるデータ消失リスクにも備えることが可能です。

2.情報検索を素早く行える

データベースに情報を保管することで情報の検索を素早く行うことが可能です。

データベースを操作する場合、データベース管理システムと呼ばれるツールを使います。データベース管理システムは、データをあいうえお順にソートしたり特定の文字列が含まれた情報だけ取り出したり柔軟に行うことが可能です。

データを検索する時間が短くなれば、業務の効率もアップするでしょう。

3.情報共有が容易になる

データベース開発を行うことで社内・社外の情報共有も容易になります。

データベースに接続できれば、誰でも自由に情報を閲覧することができます。また、データベースにアクセス制限をかけることで、一部の関係者のみ閲覧可能にすることも可能です。

また、データベースは複数人が同時アクセスしても、動作が重くなったりデータが破損したりしにくくなっています。

4.データの大量保管が可能

データベース開発を行うことでデータの大量保管も可能になります。

エクセルなどもデータ保管には活用できますが、何万件ものデータを保存するには不向きです。一方でデータベースはデータを大量に保管しても処理速度が落ちにくくなっています。

対法人ではなく、消費者向けにビジネスを行っている企業は、データベースを導入することで、大量の顧客データの管理が可能になるでしょう。

データベース開発・運用の注意点

データベース開発の注意点

続いて、データベースの開発・運用を行う際の注意点を解説します。最低でも次の3つの注意点は導入前に確認しておく必要があります。

    1. 管理・運用コストがかかる
    2. バックアップが重要
    3. サーバスペックは高い方が良い

1つ1つのデータベース開発・転用の注意点について詳しく解説していきます。

1.管理・運用コストがかかる

データベースを開発する前に運用コストを算出する必要があります。

運用・保守を行うには、日々のメンテナンス作業や障害発生時の対応などができるデータベースエンジニアが社内に必要になります。

また、パフォーマンスが落ちないように改良作業を行わなくてはいけない場合もあります。

2.バックアップが重要

データベースにはバックアップが簡単に取れる仕組みが備わっています。データベースを導入する場合、データのバックアップが重要になります。

ヒューマンエラーなどでデータが削除されてしまうリスクに備えて、バックアップはしっかり取っておきましょう。

また、バックアップを取ってもバックアップをどこに保管しているのか社員が知らない、という状況にならないように注意が必要です。

3.サーバースペックは高い方が良い

データベース開発を行うなら、サーバーなどのハードウェアのスペックが重要となります。

データベースサーバーのスペックが低いと処理速度が遅くなり、業務に支障が出る場合もあります。たとえば、データベースとつながっている業務システムが重くなってしまい、業務効率が悪くなることもあります。

データベースを導入すべき具体的場面

データベース開発を依頼している

データベースのメリットや注意点をここまで解説してきましたが、「どのような場面でデータベースを導入すべきかわからない」という方もいるかと思います。

そこで、データベースを導入すべき具体的場面を3つ紹介します。

    1. 営業などの業務効率を上げたいとき
    2. 新しいマーケティング施策を導入するとき
    3. 取引内容を厳重に保管したいとき

1.営業などの業務効率を上げたいとき

営業などの業務効率を上げたい場合はデータベースが役立ちます。

たとえば、営業対象にしたい企業の情報をデータベースに保管します。企業の財務状況や営業ターゲットとしての重要度をすぐに検索できるようにすれば、営業効率が上がります。

クライアントごと、もしくは見込み顧客ごとにステータスを管理したり、営業対象企業のその他情報を紐付けて管理したりすると、アタックリストを作成するときに役立ちます。

また、営業戦略を検討するときにも役立つでしょう。現状の把握をデジタル上で可視化できるため、現状とゴールのギャップが見えるのです。

営業職は、事務作業が多発し営業活動にリソースを割けないことも多いですが、そんな場合にこそデータベース開発を検討することをおすすめします。

2.新しいマーケティング施策を導入するとき

マーケティング施策を行いたい場合にもデータベース開発がおすすめです。

たとえば、ECサイトを運営する場合、ユーザーの情報をデータベースに保管します。ユーザーの購入履歴や行動履歴をデータベース化することで、誰に何のメルマガを送るべきか、などを決める作業を自動化することができるでしょう。

また、ユーザーデータを元に「この作品を購入した人にはこちらもおすすめです」などといったレコメンド機能を作成することも可能です。

3.取引内容を厳重に保管したいとき

取引内容を厳重に保管しなくてはいけない場合でもデータベースが活用できます。

たとえば、銀行ではユーザーの振り込みや預け入れなどの利用履歴は、基本的にデータベースに保管しています。機密情報などはデータベース化した方が情報漏えいの危険性が低くなります。

ただし、実際はデータベース化するだけでは不十分で、さまざまなセキュリティ対策を施す必要がある場合もあります。

代表的なデータベース管理システム

データベース管理システムの種類

データベースを導入する場合、データベースを扱うための管理システムも使う必要があります。そこで、代表的なデータベース管理システムを5つ紹介します。

    1. Oracle Database
    2. MySQL
    3. SQLServer
    4. SQLite
    5. PostgreSQL

1つ1つのデータベース管理システムについて詳しく解説していきます。

1.Oracle Database

Oracle社が提供している有名なデータベース管理システムです。

多くのサービスで活用されていますが、特に大規模なデータを管理することに適しています。また、UnixやWindowsなど幅広いOSに対応しており汎用性が高いのも特徴です。

2.MySQL

MySQLは世界で最も使われているデータベース管理システムです。

オープンソースであるため無料で利用でき、企業だけでなく個人での開発にもよく使われています。無料でありながら性能は高く、拡張性に優れていると言われています。

3.SQLServer

SQLServerはマイクロソフトが提供しているデータベース管理システムです。

マイクロソフトのシステムであるため、Windowsや他のマイクロソフト製品との相性が良いのが特徴です。また、GUIが利用できるため初心者向けであるのもメリットでしょう。

4.SQLite

SQLiteは動作が軽い軽量型のデータベース管理システムです。

他のシステムとは違いサーバーに組み込むのではなく、アプリとして使用するため、手軽に扱えるのが特徴です。テスト用や勉強用としても多く使われています。

5.PostgreSQL

PostgreSQLは30年以上使われているデータベース管理システムです。

システムとしての歴史があるため、信頼性が高いうえにアップデートを繰り返しているため機能も豊富にあります。多くのエンジニアから支持されているデータベース管理システムです。

データベース開発を依頼するポイント

データベース開発を行う場合のポイント

最後に、データベース開発を開発企業に依頼する際のポイントを解説します。ポイントは次の2つです。

    1. クラウドかオンプレミスか検討する
    2. データベース開発の実績を確認する

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

1.クラウドかオンプレミスか検討する

データベースを導入する前に、クラウド上で管理するかしないかを決める必要があります。

最近ではデータベースのクラウド化が注目されています。クラウド化することで、社外からのアクセスも容易になるうえに、運用・保守を社内で行う必要がなくなるメリットがあります。

反面、セキュリティリスクを懸念してクラウド化を進めない企業も多くあります。クラウドとオンプレミスはどちらも一長一短なので、状況に応じて決めることが大切です。

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2.データベース開発の実績を確認する

データベース開発を外注する場合、企業のデータベース開発実績がどれほどあるか確認することをおすすめします。

システム開発とデータベース開発では使われる技術が異なります。システム開発の優れた実績を持つ企業でも、データベース開発は苦手とする可能性はあります。

また、データベース開発に関しては、他の開発企業に外注していることもあります。そのため、データベース開発だけの実績も確認しましょう。

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

    • データベースの種類:階層型/ネットワーク型/リレーショナル型
    • データベース開発のメリット:データ管理がしやすくなる/情報検索を素早く行える/情報共有が容易になる/データの大量保管が可能
    • データベース開発・運用の注意点:管理・運用コストがかかる/バックアップが重要/サーバスペックは高い方が良い

昨今、事業に活用するためのデータの取得が容易になった反面、そのデータをどのように活用するかは大きな課題となっています。データベース導入はデータを有効活用するための第一歩と言えるでしょう。

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