武石幸之助

株式会社ワンオブゼム

プロフィール:
1998年大学入学後より、様々なインターネットサービスのプロデュースや開発に関わり2004年には株式会社サイバーエージェントに入社。アメーバブログの初期モック開発に関わり、以降アメーバ事業の統括事業部長として課金サービス・アメーバモバイルゲーム・アメーバピグの開発に関わる。
2011年1月に株式会社ワンオブゼムを創業し、モバイルコンテンツや様々なスマートフォンアプリ・ウェブアプリ開発、新規事業のコンサルティングを請け負う。HBLABの代表タンも当社に3年在籍し、開発ディレクションの基礎を学ぶ。
北海道出身。2002年慶應義塾大学環境情報学部卒(HBLAB代表のタンの出身大学でもあります。)2005年東京大学大学院学際情報学府 修了

弊社は2011年に創業いたしました。もともとはガラケー(フィーチャーフォン)時代のモバイルゲーム開発・運営の起業として創業し、その後はスマートフォンゲームの開発・う運営を行いながら、様々な開発事業を行ってきました。
現在でも、HBLABさんと深く連携させていただきながら、日本国内の様々な大手企業様の新規事業やアプリ開発を共同開発させていただいております。
近年ではスマートフォンゲームが成熟期にはいりましたため、当社ではピボットを行い、これまでの経験を活かしたスマートフォンアプリ開発を中心に行っております。
ただし、HBLABさんとの深い連携により、スマートフォンアプリだけではなく、様々なWEBアプリケーションの開発にもお話が発展することも多く、年間で多いときは10案件以上をHBLABさんと連携して開発をすることがあります。
また、近年では彼らの開発力やブランド力、そして品質コントロール力が非常に向上してきたこともあり、日本国内でのオフショアへの引き気味なイメージもかなり払拭される状況となり、大規模な工数の案件や、新規事業領域でのご相談も増えてきました。
具体的にはAIやAR、ブロックチェーン領域などです。
近年AIエンジニアの育成や採用を強化されているということもあり、開発力は高いと感じております。何より、基礎的な議論・研究の段階からタン社長を中心に参画してくださることもあり、非常にレベルの高い検証ができていると思います。
AIの受託事業というものは単純にすぐに導入できるものではなく、お客様側にもしっかりとその有用性・費用対効果をご理解いただけるようなアプローチを提案せねばなりません。
タン社長を中心としたHBLABのAIチームは、そういった基礎議論から一緒にはいってくださり、結果的にアプローチ面でも良い提案をくださるので、いわば協働でお客様にご満足をいただけるパートナーシップでのAI開発ができると思いました。
やはり日本語などの自然言語については対応が難しそうですね。
ただ、チャットボットの開発は率先して研究を行っていらっしゃるようで、それらのモックアップを見せていただきましたが、基本的な構造・ロジックはしっかり作られているように思います。
逆に言えば、日本語の優れた教師データやシナリオをいかに我々でしっかり作り込めるかが重要に思いました。
やはり、綿密なコミュニケーションでしょうか。
私自身、タン社長含めたベトナムのメンバーたちと当社に在籍時からいろいろと一緒に働いてきましたが、一番重要なのは相互理解です。
私自身も月に1度はHBLABさんの開発拠点を訪問させていただき、プロジェクトメンバーと顔をあわせてプロジェクトの進捗や仕様を説明にいきます。
なぜそのプロダクトを作らねばならないのか、何に気をつけるべきか、サービスの利用者は誰か、プロジェクトの過程において起こしてはならない問題はなにか。
開発プロジェクトというのは、マネジメントが重要ですし、プロジェクトが多忙化・長期化するとどうしても基本的な相互認識を忘れがちです。これはオフショアに限った問題ではなく、日本人の開発チーム同士でも起こりうる問題です。
国をまたいで、言語や思想が変わってくるとなおさらそういった相互理解が必要ですので、それらの目線をあわせる場を、膝を突き合わせて実施するのは本当に重要だと思います。
また、そういった過程においても、タン社長を始め、日本語や日本の文化に精通しているメンバーの方々がコミュニケーションの仲介に入ってくれることで、現地の方々との情報共有が都度適正化されるので助かっています。
一番大きいのはchatworkやslackなどのオンラインコミュニケーションツールですね。他社さんはskypeなども用いられているようですが。 また、都度appear.inやslackなどのボイス・ビデオコミュニケーションで定例会を行っていますので、それで口頭確認も行っています。 ベトナムとの時差が実質2時間かつ、ベトナムの方々の稼働開始時刻が日本時間10時ごろなので、基本あまり時差で課題を感じることはありません。
唯一言えるのは、よく働き、よく休むお国柄ですので、ランチタイムや就業後・土日のコミュニケーションはスタックすることが多いです(笑) それ自体は決して悪いことではないので、我々のようにオフショアをマネジメントする会社がそれらをしっかりと先回りして先方と連携し、チームや準備体制を構築することが非常に大事と思っています。
システムの仕様に対しての自主的な提案は非常に多く助かっております。やはりタン社長はじめとした複数のメンバーの皆さんが日本で働いた経験もあり、日本の人々が求めるような気配り・おもてなしを理解してくれているからかと思います。
言われたことをやるのであれば、実際他のオフショア会社でもありますし、日本でさえもそういった会社は多いです。しかしHBLABさんはシステム開発だけではなく、その先の利用者・お客様の目線に立って、仕様や条件を提案してくれるのは非常にありがたいです。
また、仕様書の不備などどうしても発生するところもありますが、率先してSRSをHBLABさんが書いてくだされることで、どうしても我々でも手のまわらない所を助けてくれるところも好感がもてます。 苦労という意味では、「要件定義を行い、設計し、実装するのが誰か」というところを明確にしておかないと、後々になってその仕様確認自体に時間がかかり、結果的にコストパフォーマンスが悪くなるというところがあります。 設計思想がわかりやすく実装側にも直感的に受け入れられる設計ができていれば理想ではありますが、やはり設計が複雑化していて、理解にリードタイムが必要となって実装も含めると長期化します。
最悪の場合、HBLABのSEさん側が設計を巻き取り直して実装したほうが早いという結果になることもありました。
そうした問題を未然に防ぐため、様々なプロジェクトの求めるプロダクトや進行条件、あるべき姿をしっかりと見据えて、当社ではオフショアマネジメントができるように日本側でも体制を整えているのが特徴です。
当社というか、私個人のミッションとしては、ベトナムのエンジニアチーム、オフショアのブランド力および品質をもっと向上させたいという思いがあります。
タン社長含めベトナムのメンバーと一緒に働いて既に10年近くになりますが、技術への探究心や実装力は非常に高いです。もちろんビジネスとして開発体制を提供し、良いアウトプットをお客様に提供することは、その技術力とは異なる部分もあり、そこはこれからのHBLABに成長していってほしい部分ではあります。
しかしながら、まだまだ若いエネルギーに満ちたチームであり、吸収力も高く成長の伸びしろが十分にあるチームです。
しっかりとシステム・エンジニアリングとビジネスコミュニケーション・プロセスを学んで行っていただければ、いつかハノイを代表するITカンパニーに成長すると確認しておりますので、ぜひともこれからもワンオブゼムともよいパートナーシップで、たくさんの良いプロダクトやサービス、そして「おもてなし」を日本のお客様に届けていって行ければと思います。

これからのHBLABさんの活躍・成長に期待しております!