Reactとは?主な特徴や開発で導入するメリット・デメリットを解説

React開発とは

JavaScriptはわかるものの、JavaScriptのライブラリは詳しく知らないという方は多いのではないでしょうか。本記事ではJavaScriptライブラリであるReactのメリット・デメリットや、特徴について解説します。

【目次】

    1. Reactとは?
    2. Reactの3つの特徴
    3. ReactをJavaScript開発で導入するメリット
    4. ReactをJavaScript開発で導入するデメリット
    5. React以外のJavaScriptフレームワーク・ライブラリ
    6. Reactを習得するには?
    7. 最後に

Reactとは?

React開発の意味

ReactはFacebookが開発したJavaScriptのライブラリです。

主にWebサイトのUIパーツを構築するために使われています。多くのWebサービスがReactによって開発されており、JavaScriptライブラリの中でも知名度が高いです。

そもそもJavaScriptとは?

JavaScriptはWebアプリ開発で使われるプログラミング言語です。

Webアプリは、Webページを作成する処理を行うバックエンドと、表示後のWebベージを動かす処理を行うフロントエンドの2種類のプログラムによって構成されています。JavaScriptはフロントエンドで活躍することが多いです。

JavaScriptを使うことでWebページにアニメーションやスライドショーを設置したり、ユーザーがフォームに書き込んだ内容のチェックを行ったりすることができます。SNSやECサイトなどのWebアプリにはJavaScriptは必要不可欠と言えるでしょう。

JavaScriptは長年活躍し続けている言語です。そのため、有志の方が作成したライブラリ・フレームワークが数多くあります。

ライブラリとは?

ライブラリとは、開発に必要な機能があらかじめパッケージ化されたもののことです。ライブラリをインストールして自分のプログラムから読み込ませることができます。

ライブラリを利用すれば自分でコードを書かなくて良いため、開発コストを下げることが可能です。また、スキルレベルが低くてもライブラリを活用すれば、ある程度は本格的なアプリが作れてしまいます。

Reactはライブラリの1種類です。Reactはフレームワークであると解説しているサイトもありますが、公式サイトにはライブラリであると記載されています。

フレームワークとは開発時に枠組みとして使うものです。ライブラリ同様必要な機能をパッケージ化していますが、ライブラリは1部の機能のみ提供するのに対し、フレームワークは開発に必要な機能を一通り提供します。

ReactはUI構築の機能のみ提供しているため、ライブラリに該当するのです。

Reactの3つの特徴

React開発の特徴

Reactには次の3つの特徴があると公式サイトに記載されています。

    1. 宣言的なView
    2. コンポーネントベース
    3. 一度学習すれば、どこでも使える

これら3つの特徴を知ることで、Reactがどういった言語なのかも見えてくるでしょう。1つ1つの特徴について詳しく解説していきます。

参考:React – ユーザインターフェース構築のための JavaScript ライブラリ

1.宣言的なView

Reactは「宣言的なView」であることが特徴です。

宣言的と言われてもピンとこない方が多いでしょう。わかりやすく言うと、「〇〇をして」と直接ソースコードに宣言する記述方法です。

宣言的の対義語は命令的であり、こちらは「◯◯をするために☓☓を△△して……」というように、実現したいことのプロセスを記述します。

宣言的と命令的では、後からソースコードを見返したときに前者の方がわかりやすいのです。ソースコードのその行で何が行われているのかひと目で理解できます。

2.コンポーネントベース

コンポーネントは日本語で部品という意味です。Reactは各機能が部品ベースに分かれており、部品を組み合わせることでアプリを開発することができます。

Reactの各部品はそれぞれ独立しており、相互に影響を及ぼすことがありません。たとえば部品Aを修正した際に部品Bには何も影響を与えないのです。

このようにコンポーネントベースになっていることで、プログラムの部分的な修正を行った際、他の箇所に影響を与えないようになっており、改修にかかるコストを削減することができます。

SNSやオンラインゲームなどのWebアプリは一度リリースしてからも、ユーザーの要望やトレンドに応じて何度もアップデートします。そのため、改修を楽に行えるReactはWebアプリ開発と相性が良いと言えるでしょう。

3.一度学習すれば、どこでも使える

Reactは一度学習すれば、どこでも使えるのも特徴です。

FacebookはReact以外にも、スマホアプリが開発できるReact Nativeフレームワーク、VR開発ができるReact VRを提供しています。

これらのフレームワークはReactの機能と似通っており、Reactでの開発で学んだ知識を活かすことが可能です。

ReactをJavaScript開発で導入するメリット

React開発のメリット

ReactをJavaScript開発で導入するメリットは次の4つです。

    1. 大規模開発に適している
    2. Webサイトの速度改善ができる可能性
    3. 他のライブラリ・フレームワークよりも学習コストが低い
    4. SPA開発にも応用可能

Reactは多くのWeb開発企業で導入されていますが、それはこれらのメリットがあるためです。1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

1.大規模開発に適している

Reactは大規模開発に適しているのがメリットです。元々JavaScriptはそこまで大規模開発向けに作られていなかったため、このメリットは大きいでしょう。

Reactは先述の通り、1つ1つのコンポーネントが独立しているため、1箇所を修正しても他の箇所に影響を及ぼしにくいです。大規模開発では、ソースコードが煩雑になりやすいですが、Reactなら管理もしやすくなるでしょう。

大規模のアプリやシステムでは、ある箇所のプログラムに変更を加えたとき、別のプログラムに悪影響を与えることがよくあります。開発でReactを導入すれば、このように別の箇所に影響を与えることなく、それの修正に時間を割かれてしまうこともないのです。

ちなみにReactはFacebook社も自らのSNS開発で活用しています。

2.Webサイトの速度改善ができる可能性

Reactで開発を行うことでWebサイトの速度改善ができる可能性があります。

ReactはWebページを更新する際、全体ではなく変更した箇所のみを更新する仕組みになっており、その分Webページを早く表示することが可能です。

仮想DOMという技術を用いており、現在表示されているDOMとの差分を検知することで、部分更新を実現しています。

3.他のライブラリ・フレームワークよりも学習コストが低い

Reactは他のJavaScriptライブラリやフレームワークよりも学習コストが低いです。Reactは宣言的に書けるためソースコードもわかりやすいうえに、覚えることもそこまで多くありません。

学習コストが低いことはライブラリとしての普及率アップにつながります。

4.SPA開発にも応用可能

ReactはSPA開発にも活用することができます。SPAとは、Single Page Applicationの略で、1つのWebページのみで提供するすべてのサービスを構成するアプリのことです。

SPAは画面遷移がないため、導入することでWebページの離脱率を下げられる可能性があります。反面、1つのWebページにまとめ上げるため、読み込みが遅くなるのが難点です。

先ほど解説したように、Reactで開発する場合仮想DOMによって部分更新ができます。そのため、SPAでも極力読み込みを遅くしないようにすることが可能です。

ReactをJavaScript開発で導入するデメリット

React開発のデメリット

ReactをJavaScript開発で導入するデメリットは次の2つです。

    1. メモリ消費量が多い
    2. 参考にできる情報が少ない

1つ1つのデメリットについて詳しく解説していきます。

1.メモリ消費量が多い

Reactで開発したWebアプリはメモリ消費量が多いのがデメリットです。Reactは部分更新を行うために、Webページの情報をメモリに保管しています。

メモリを消費するとWebアプリの性能が劣化してしまう危険性があるので注意です。

ReactはSPAのように更新頻度が多いWebページの作成には真価を発揮します。一方で、更新が少ないページの場合、メモリを犠牲にしてまでReactを活用しなくても良いかもしれません。

2.参考にできる情報が少ない

Reactは開発時に参考にできる日本語の解説サイトが少ないのもデメリットです。

Reactでの開発は学習コスト自体は低いのですが、英語が読めないと理解できない箇所を調べるのに苦労するかもしれません。

React以外のJavaScriptフレームワーク・ライブラリ

React以外のフレームワーク

JavaScriptは長年に渡りWeb開発で活用されている言語であり、有志の方が開発したフレームワーク・ライブラリも多くの種類があります。

今回はその中でも代表的なものを3つ紹介しましょう。

    1. AngularJS
    2. Vue.js
    3. jQuery

これら3つはReactと並んでWeb開発で多く使われているので併せて覚えておきたいです。1つ1つのフレームワーク・ライブラリについて詳しく解説します。

1.AngularJS

AngularJSはGoogleが開発しているJavaScriptフレームワークです。

Reactと並んで多くのWeb開発企業で活用されており、特にページ数が少ないWebアプリの作成に向いているとされています。

また、AngularJSは動作環境に影響されないWebアプリを開発しやすいです。そのため、動作端末が多いWebアプリの開発にも向いているでしょう。

2.Vue.js

Vue.jsはAngularJSを元にGoogleで働いていた方が開発したフレームワークです。

AngularJSよりもシンプルで軽い作りになっているのが特徴であり、やはり多くの企業で使われています。

Vue.jsはシンプルなため他のライブラリと組み合わせやすいのもメリットです。自由度が高いフレームワークと言えるでしょう。

3.jQuery

jQuaryはもっとも多くの企業で使われているJavaScriptフレームワークです。JavaScriptと併せて勉強する方も多いでしょう。

jQuaryのコンセプトは「少ない記述で、もっと多くのことをする」です。jQueryを使うことでJavaScriptのソースコードを短く書くことができ、開発コストを減らすことにつながります。

また、記述も非常にシンプルであり、非エンジニアでも比較的利用しやすいでしょう。

Reactを習得するには?

Reactは現状日本語の情報が少ないため、勉強しにくいと感じる方もいるかもしれません。

おすすめはReact公式チュートリアルを使うことです。こちらは日本語で書かれているため、英語が苦手な方でも活用することができます。

Reactで簡単なゲームを開発するやり方も記載されており、実践的なスキルを身につけることが可能です。

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

    • Reactの3つの特徴:宣言的な View/コンポーネントベース/一度学習すれば、どこでも使える
    • ReactをJavaScript開発で導入するメリット:大規模開発に適している/Webサイトの速度改善ができる可能性/他のライブラリ・フレームワークよりも学習コストが低い/SPA開発にも応用可能
    • ReactをJavaScript開発で導入するデメリット:メモリ消費量が多い/参考にできる情報が少ない
    • React以外のJavaScriptフレームワーク・ライブラリ:AngularJS/Vue.js/jQuery

ReactはJavaScriptライブラリの中でもWebサイトの速度改善に繋げられる点が大きなメリットです。ただ、日本語の情報が少なくReactを習得したエンジニアは多くないため、人材採用が難しい企業も多いかもしれません。

人材採用が難しい場合、株式会社エイチビーラボにご相談ください。

株式会社エイチビーラボでは、ベトナムに特化したオフショア開発サービスを提供しております。Reactを活用したWebアプリ開発の実績が豊富です。Webアプリ開発でお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご相談から、開発、運用まで親身にサポートいたします。

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