HBLABとECサイトのオフショア開発を行った、遠鉄システムサービス株式会社PMの鈴木さんにインタビュー!
今回は、弊社とともにオフショアでECサイト開発を行った、遠鉄システムサービス株式会社のプロジェクトマネージャー、鈴木様と乗松様にお話を伺いました。
構想からリリースに至るまで、オフショア開発のエピソードをご紹介します。
【インタビュー参加者】
■ 遠鉄システムサービス(以下、ESS)株式会社 プロジェクトマネージャー鈴木様 プロジェクトマネージャー乗松様 ■ 株式会社エイチビーラボジャパン(以下、HBLAB) 担当者
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ECサイト開発のきっかけ
HBLAB: 今回ESS様がECサイトを構築されましたが、そのプロジェクトに取り組むに至った課題背景はどのようなものだったのでしょうか。
ESS鈴木様: そうですね、弊社はグループ内で百貨店のECサイトを作った実績がありまして、それを見たお客様からECサイト構築の依頼を受けたことがはじまりです。
お客様はECの販売チャネルはなく、コロナの影響もあり、非来店型ツールの必要性が高まったということが背景にあります。
HBLAB: そうだったのですね。コロナの影響でECサイトのニーズが高まったのですね。
エンドクライアント様は、たまたま遠鉄様の百貨店サイトを見かけて、同じようなECサイトを作りたいと思ったのでしょうか?それとも以前からエンドクライアント様と交流があったのでしょうか?
ESS鈴木様: はい。もともとエンドクライアント様とはお付き合いがありました。その関係性のなかで遠鉄のECサイトを見ていただき同じようなサイトを作りたいと依頼をいただきました。
HBLAB: そういった経緯があったのですね。
オフショア開発を選んだ経緯とパートナーにHBLABを選んだ理由
HBLAB: それでは、エンドクライアント様から依頼を受けたあと、オフショア開発を使うことになったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
ESS鈴木様: オフショア開発を使うことになったのは、以前にECサイトを構築したパートナーとスケジュールが合わなかったというのがきっかけの1つとしてあります。また、私たちとしても、スピード感やコストで優勢のあるオフショア開発で進めたいという思いもありました。
HBLAB: では、どういったきっかけでHBLABに出会い、選んでいただいたのでしょうか?
ESS鈴木様: 今回は弊社のECサイトをモデルに構築する想定だったため、ECプラットフォームは同様の物で考えました。そこで、同じECプラットフォームの開発実績があるHBLABさんにコンタクトをしたのがきっかけです。
最初は、当該プラットフォームの開発の実績があるオフショア開発会社を複数検討させていただきましたが、そのなかでもHBLABさんは開発実績が豊富で、フェアガイドもしっかりしている印象がありました。
あとは、星野さん(HBLABの営業)から、日本人のコミュニケーターを入れられると提案があり、採用に踏み切れました。
HBLAB: ありがとうございます。ESS様もオフショア開発で進めたいという意向があり、HBLABの実績や対応の仕方もよかったということで選んでいただけたんですね。
オフショア開発のコミュニケーションやマネジメントで意識したこと
HBLAB: オフショア開発をしてみて、現地チームとのコミュニケーションや管理の面で意識したことや気を付けたことはありますか?
ESS鈴木様: システム的な仕様や資料と打合せは完全に日本語でやり取りさせてもらいました。ただ、表現の仕方としてはベトナム人開発者にも伝わりやすいように明解で平易な表現にするよう気を付けました。
HBLAB: 私が拝見した資料でも、書き方に気を付けてくださっているのが分かりました。仕様書以外で、ほかに注意した点はありますでしょうか?
ESS鈴木様: 日本ではビジネスシーンでも曖昧な表現を使うことがありますが、現地チームとやり取りするときは、YESかNOをはっきり伝えるよう意識しました。
伝えたい内容が伝わったかどうかの確認も含めて私達も注意しながらコミュニケーションを取っていきました。
HBLAB: コミュニケーションの面では、仕様書の書き方やYES・NOをはっきり伝えることが大切だったということですね。管理の観点ではいかがでしょうか?
ESS鈴木様: 今回のシステム開発は、すべてリモートのオフショア開発となりました。今まで、弊社が経験してきた開発の多くは国内での対面コミュニケーションをベースとするものだったので、多少懸念はありましたが、思っていたより問題なく進められました。
HBLAB: 弊社も創業当初は、リモートでの国内チームとのコミュニケーションにやりにくさを感じた部分もありました。現在は円滑なコミュニケーションが実現できております。
HBLABとの開発で、良かった点・改善した方が良い点
HBLAB: ECサイトの開発プロジェクトを経験されて、HBLABの仕事の仕方で良いと思うところや改善すべきところがあれば遠慮なく教えてください。
ESS鈴木様: 良かった点は、プロジェクトを進めていくプロセスのなかで、スプリントごとに「こうした方が良い」と、改善案をいただいたところですね。あとはコミュニケーションで困ったときに、田中さん(HBLABのプロジェクトサポート)が間に入ってくれた点です。
HBLAB: ありがとうございます。改善すべきポイント等はありますか?
ESS鈴木様:サポートが充実していたため大きな問題にはなりませんでしたが、プロジェクトメンバーが途中で変わることがあり、共通認識の再構築に時間がかかる点は改善の余地があったと感じています。
HBLAB: そうでしたか。プロジェクトメンバーが変わるときはもう少し丁寧にコミュニケーションを取ったほうが良かったですね。いろいろ共有していただきましたので、会社としても改善できるよう取り組みたいと思います。今回のご意見はプロジェクトメンバーだけでなく、社内にも共有しておきます。
プロダクトは予想通りのものができたか?
HBLAB: ベータ版がリリースされたとき、できあがったサイトは予想通りのものでしたか?
ESS鈴木様: そうですね、ほぼ予想通りでした。ただ、ECサイトは運営していくなかで、求められるポイントがどんどん変わるので、今後もエンドクライアント様と二人三脚で引き続きブラッシュアップして、理想の形に近付けたいと思います。
HBLAB: 改善や修正については、最初から作りたかったものでしょうか、それとも今後、市場やエンドユーザーのデータを分析して改善したいということでしょうか。
ESS鈴木様: 当初設定していた機能はプロジェクトで実現できました。これからリリースして、実際にお客様に使っていただくと、新しい要望やニーズが出てくると思うので、そういったものを取り入れてより良いものにできればと思います。
HBLAB: 開発したECサイトの市場リリースをしたあとも、ESS様とエンドクライアント様は一緒にサイト運用や機能拡張をされるのでしょうか?
ESS鈴木様: はい。その予定です。これからもHBLABさんと協力して進めたいと考えています。
HBLAB: ありがとうございます。
最後に…
HBLAB: 今後も開発したECサイトの修正などに関わらせていただくと思いますが、ECサイト以外にも開発の予定はありますか?
ESS鈴木様: 今はまだ、その予定はありません。
HBLAB: 分かりました。今回、HBLABでオフショア開発を経験されたわけですが、もし、お知り合いの企業でシステム開発の要望があるときに、弊社を推薦されることはお考えですか?
ESS鈴木様: はい。もちろんです。そういったケースがあれば、ご紹介したいと思います。
HBLAB: ありがとうございます。積極的にみなさんからフィードバックやご意見をいただけると、開発チームとしても会社としても励みになります。
インタビューは以上です。お時間をいただき、誠にありがとうございました。また引き続きよろしくお願いいたします。