HBLABと共同開発したエキサイトの岡野様と、ワンオブゼムの武石様にインタビュー!

2023年4月4日

 

HBLABと共同開発したエキサイトの岡野様と、ワンオブゼムの武石様にインタビュー!


今回は、弊社HBLABが共同開発したサービスについて、エキサイトの岡野様とワンオブゼムの武石様にインタビューしました。

どういった経緯で弊社HBLABにご依頼いただいたのか、また、HBLABとの共同開発において良かったこと悪かったことをせきららに語っていただきました。

【インタビュー参加者】

■ エキサイト株式会社:岡野様(以下、エキサイト 岡野)

■ 株式会社ワンオブゼム:武石様(以下、ワンオブゼム 武石)

株式会社エイチビーラボジャパン:担当者(以下、HBLAB)

本日は、ワンオブゼム様とエキサイト様とのプロジェクトについて、インタビュー形式でお伺いできたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

エキサイト 岡野:エキサイトの岡野と申します。よろしくお願いいたします。

ワンオブゼム 武石:ワンオブゼムの武石です。よろしくお願いいたします。

「エキサイト社」と「ワンオブゼム社」ってどんな会社?


HBLAB:それでは、早速エキサイト様の基本的な事業概要や、どういった規模であるかをお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。

Excite

エキサイト 岡野:はい。エキサイトは1990年代後半に設立され、元々インターネットのメディアやネットワーク回線、占い事業などのITLを中心とした事業展開をしていました。

そこから4年前に新しく株主が変更し、新しくXTech株式会社という会社の資本で再上場に向けて準備している状況です。

従業員数は約200名ほどです。

今回エキサイトが大手金融機関様と業務提携した上で、新規事業を始めるということで、今回の取り組みを開始させていただきました。

HBLAB:ありがとうございます。

続きましてワンオブゼムの武石様、会社の紹介をいただけますでしょうか。

Oot-400X400

ワンオブゼム 武石:当社ワンオブゼムはプロジェクトマネージメントのプロフェッショナルカンパニーとして活動させていただいております。

国内でも10〜15名の業務委託を中心に、国内企業のさまざまな大企業様からベンチャー企業様までシステム開発をお手伝いさせていただいております。

システム開発に関しても広範囲の技術を取り扱っておりまして、数年前まではAI、XR、VRなどの領域を取り扱っておりました。

W3 X Oot

近年ではWeb3の領域も含めて、HBLAB様に広範な技術でサポートいただいています。

プロジェクトの構想からHBLABにご依頼いただくまでの経緯


Interview

HBLAB:それでは、今回のプロジェクトの具体的なところを伺っていきます。

今回、エンドクライアントから提案があったことでプロジェクトが開始して、テーマが決定してから我々HBLABにお声掛けいただいたと思います。

当初の理想として「こういうベンダーと組みたい」など、どういったところに課題があったのか、逆に理想があったのかをお伺いしたいと思います。

エキサイト 岡野:元々計画があって立ち上がったというよりは、大手金融機関様とコミュニケーションを取る中で「立ち上げられると良いよね」と、ポンと出てきたプロジェクトでした。

その後「じゃあやるぞ」といった時に、計画を立てて予算を取ったり、人を採用したりというよりは、短期間でいかにスピーディに立ち上げて、サービスを展開していくかが重要視されていました。

そこで元々エキサイトとワンオブゼム様はグループ企業で繋がりもあったため、新規事業の経験豊富なワンオブゼム様に声かけさせていただいたという経緯です。

HBLAB:ありがとうございます。つまり急に立ち上がった新規事業を、要件に落としてスケジュールを引いて、現実的な面に落とすということで動かれていたということですね。

そこで要件整理というところでワンオブゼム様に声をかけられて、整理されて要件が決まった段階で、開発となった時に「どの企業と開発するか」となったと思います。

エキサイト様自身は、自社でもエンジニアを持たれているのでしょうか?

エキサイト 岡野:はい。弊社にもエンジニアが在籍しています。

HBLAB:そうなりますと、エキサイト様のエンジニアと共同開発となるのか、まるっと全てを外部の企業に任せる予定だったのか、色々な選択肢があったと思います。

どういった方針で進めていたのでしょうか。

エキサイト 岡野:一緒にやっていたメンバーは上流で、ある程度「こういう画面でこういう機能があって、ここのデータベースの図はこうだよね」といった、抽象的なレイヤーでの設計はなんとか間に合っていました。

しかしそれを実際にサービスに落とし込む時に、裏側で使っていたPHPのフレームワークであるLaravelや、フロントで使っていたVue.js、Next.jsなどの最新技術をスピーディに動かせるような、今までいなかった人を採用して動かせなかったため、そのサポートをお願いしたかったというイメージです。

HBLAB:なるほど。エキサイト様の社内でできなくはなかったものの、少し新しいテクニックを入れておきたいということと、新規事業なのでコストをかけずにしようとすると、社内では難しかったということですね。

そこで、ワンオブゼム様を含めてどこに依頼しようかを相談されていたというところですね。

エキサイト 岡野:そうですね。コストはあまり見ていませんでしたが、スピードと新規事業の立ち上げ経験が必要でした

サービスを作ろうと思っても、昔のHTML、CSSといったコーポーネートベースではない開発を今更やりたくありませんでした。

しかし、業務委託で自社で採用するとなると、なかなか見つからないため悩んでいたという感じです。

HBLAB:ありがとうございます。

今回のプロジェクトでは、弊社は武石様と長く付き合いがあったので、そういった悩みならHBLABでいいんじゃないかと、お話が来たことがキッカケになったのでしょうか。

エキサイト 岡野:そうですね。ご紹介いただきました。

HBLAB:ありがとうございます。その際は、武石様からの紹介が弊社以外にもあったのか、または岡野様の方でも弊社を含めて他の企業と比較されて決定されたのか、それとも、武石様のチームに入られていて、連携しやすいということで決められたのか、というところはいかがでしょうか。

エキサイト 岡野:そうですね。あんまり比較検討はしていませんでした。

武石様に相談した時に、可能か可能じゃないかといったところで、時間もなかったのでどんどん詰めていったという形ですね。

HBLAB:なるほど。どちらかというと武石様の信頼といいますか、武石様が言うなら大丈夫だろうということで判子を押していただいて、他とはあまり比較検討されずに、すんなり決まったと言うことですかね。

エキサイト 岡野:そうですね。武石様の信頼もそうですが、実際に全員に話させていただいて、これまでの開発に関する技術的にも人的にも申し分ないだろうということがわかっていたので、お願いさせていただきました。

実際にHBLABとプロジェクトを行ってみての感想


HBLAB:実際にご一緒してみて大変だったことや、プロジェクトを行った結果、当初の期待値に比べて違和感なく想定通りだったのか、良い意味でも悪い意味でもこうなるとは思っていなかった、ということがもしありましたら教えてください。

エキサイト 岡野:良いところは、やはり限られたスケジュールの中でかなりスピーディーにコミュニケーションも密にさせていただいたことです。これは、他の企業では無理だったんだろうなと感じています。

デメリットは、我々のミスでもあるのですが「どのようにゴールを共有するか」が難しかった点です。

要件提出書や、データベースなどの条件をこちらが設計してお渡しすると、間違えようのないゴールが見えているので、とんでもないスピードで開発が進みます。

しかし、万が一ゴールがブレてしまっているとものすごい速さで違うものができてしまうということが起きます。

今回も我々も軌道修正しながら「こう言う形で伝えるとわかりやすいのかな」とか、テキストベースよりもプログラミングのロジックベースで話すなどの工夫を意識していました。

HBLAB:ありがとうございます。今の話ですと「どう依頼事項を伝えるか」が重要だったと思います。

これについて社内のエンジニアとのコミュニケーションと比べると、具体的に伝えないとズレてしまう可能性があるかなというご印象でしょうか。

エキサイト 岡野:そうですね。当たり前ですがECサイトなど、みんなが開発する時に想像しやすいものであれば間違いはないと思います。

しかし、今回は請求書作成や、銀行振込など日本で生活していると理解が容易だが、生活していないと理解が難しい概念がベースになっているので、そこが少し難しかった印象です。

HBLAB:なるほどですね。仮に弊社のエンジニアリングメンバーが商慣習をある程度理解していれば、気付けた部分もあるということですね。

そこがズレてしまっていて、見てみると「ここができていない」ということがあったということですね。

エキサイト 岡野:そうですね。ただこれに関して我々は、お願いする側がおかしいと思っていますので、直すようにしています。

HBLAB:そうですね。難しいところではありますが、我々としてはそこをどれだけフォローできるかが重要にもなってきます。

率直なご意見ありがとうございます。

依頼する依頼されるではなく「ワンチーム」として動いた


HBLAB:先ほどの良いところについて、スピーディな開発という言葉がありました。

これは今回でいうとスプリントを組んでアウトプットベースでコミュニケーションしていた時に、「多少支援するかもしれない」と予想していたが、そういったことが起きずにスピーディに行えたという印象でしょうか。

エキサイト 岡野:そうですね。おっしゃる通り、実際に開発を過去に色々見てきましたが、それよりも早い印象がありました

HBLAB:ありがとうございます。実際に開発している時の要件のズレはあると思いますが、要件は伝わっていたけども、アウトプットがズレているということはありましたか?

エキサイト 岡野:いえ、それはありませんでした。

弊社もこまめにソースコードレベルでレビューするメンバーもいましたし、できる限り防いでいました。

HBLAB:体制としては、コードレベルまで検証する人を立てられていたということですね。

PMとエンジニアというような関係というよりは、密接なチームとして動いていたような形でしょうか。

エキサイト 岡野:そうですね。まさにワンチームとして、お願いするお願いされるではなく1つのチームとして動いていました。そうじゃないと間に合わなかったので。

HBLAB:我々としても当然品質保証はするのですが、高度レベルの保証というところもワンチームとしてやっていたということですね。

エキサイト 岡野:そうですね。丸投げできるのがもちろん一番良いですけど、我々も継続して開発することがリリース後には見えていたので、我々もソースコードレベルで把握しておく必要がありました。

HBLAB:ブラックボックスになってしまって回収できなくなる可能性がありますね。

エキサイト 岡野:はい。そこはしっかりとレビューしていました。

HBLAB:今回の件で行くと、基本設計レベルだけお渡ししてあとよろしくではなく、コードマーキテクチャーやメンテナンス性まで岡野様が入られていたということですね。

エキサイト 岡野:はい。チケットと仕様書とスケジュールなどのスプリットを一緒に回したという形です。

HBLAB:そうするとエンジニアリードという形でエキサイト様に入っていただいて、PMレイヤーで武石様のチームにも入られていて、我々は純粋なエンジニアリングとして、会社としてパーツをそれぞれやっているというよりはワンチームのプロジェクトだったということですね。

リリース後の不具合やエラーについて


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HBLAB:開発完了したサービスの出来具合は、先ほどの話で行くとコミュニケーションを密にとってズレがなかったということでした。

しかし、リリースを実際にしていくと想定外の事象が起きてきてバタバタすることが多いと思います。

何か動かなかったとか変なエラーが出ているとか、その辺りはどうでしたか?

エキサイト 岡野:確かに一部テスト漏れのエラーが発生しました。

しかし、これはどこまでテストするかが非常に難しい問題で、我々提供側からすると問題に感じることもユーザー側からするとそうではない場合もあるので、ケース漏れの修正は何度かやっていました。

HBLAB:なるほど。感覚としては基本的なテストケースは問題なく、実際あるよねっという問題はいくつか出てきたが、リリース後に対処はできていたということですね。

エキサイト 岡野:そうですね。

ワンオブゼムの武石様から見る「HBLAB」とは


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HBLAB:それでは武石様側にも少し、今回の件でHBLABにご依頼いただいた経緯や、リリース後でこれまでよりも良くなっているところや悪くなっているところをお伺いしてもよろしいでしょうか。

ワンオブゼム 武石:はい。一番大きいところは、先ほど岡野様からもあった通り、商習慣や文化が違ったり、さらに今回は金融などの新しい領域がある中で、よくチャレンジしていただいたなという印象です。

やはりプロジェクト内でも難解な項目はいっぱいありますが、新しい領域においても基礎的な勉強をしていただいて、ビジネス構造から理解していただく努力はさすがだなと感じたところです。

やはりベンダー様とか開発会社様にはできるできないを明確に言いすぎることで、可能性の幅を狭めてしまう方も多いですが、その点HBLAB様は心配がありませんでした。

私自身もメンバーを含めてみんなでワンチームとしてやろうぜという意識も強いので、その点もHBLAB様の決め手となりました。

HBLAB:ありがとうございます。今回、一体感の強みが出しやすかったところなので、全体としてうまくいったという印象でしょうか。

ワンオブゼム 武石:はい。そうですね。

最後に


HBLAB:それでは、今回のプロジェクトでご一緒したところに関するインタビューは以上になります。

本日はお忙しい中、お時間いただきましてありがとうございました。

一同:ありがとうございました。

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株式会社HBLAB
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