【2023年度版】おすすめの在庫管理システム7選|システムの種類や選び方のポイントを紹介

2023年8月4日
在庫管理システム

在庫管理システム

在庫管理をより効率的かつ正確に行うためには、適切な在庫管理システムの導入が欠かせません。しかし、在庫管理システムにはパッケージ型、オンプレミス型、クラウド型など様々な種類があり、どのシステムを選ぶべきか迷ってしまうこともあります。この記事では、在庫管理システムの選び方のポイントや、おすすめの在庫管理システムを紹介しています。

在庫管理システムとは

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在庫管理システムとは、企業が製品や商品の在庫状況を迅速かつ正確に把握し、適切な対応をするために欠かせないシステムです。このシステムは在庫の入出庫管理や在庫一覧機能、棚卸機能などを備えており、企業の業務効率を向上させることができます。特に、在庫管理の正確性と可視性を向上させることによって、企業は在庫をより効率的に管理することができ、無駄な在庫の発生を防ぐことができます。

また、在庫管理システムを導入することで、企業は製品の生産計画をより正確に立てることができ、顧客のニーズに合わせた製品の生産を行うことができます。さらに、在庫管理システムは企業の経営戦略にも密接に関係しており、在庫管理に関するデータを分析することで、企業の将来の経営方針を決定することが可能です。したがって、在庫管理システムは、企業の経営に欠かせない重要なシステムであると言えます。

在庫管理システムの種類

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在庫管理システムには以下の3種類に分けられます。

  • パッケージ型
  • オンプレミス型
  • クラウド型

パッケージ型

在庫管理システムには、企業のニーズに合わせて様々な種類がありますが、「パッケージ型」はその中の一つです。

パッケージ型の在庫管理システムとは、既存のソフトウェアやアプリケーションを、ある程度汎用的な形で提供しているものを指します。つまり、多くの企業が共通して必要とする在庫管理機能を1つのパッケージとしてまとめたシステムです。

このようなパッケージ型の在庫管理システムは、一般的な業務に広く適用できるため、初心者や中小企業でも導入しやすく、比較的リーズナブルな価格で提供されることが特徴です。パッケージ型のシステムは、標準的な機能を提供しているため、カスタマイズや個別要件への対応が少ない場合、比較的低コストで利用できることがあります。

ただし、パッケージ型の在庫管理システムは汎用性がある分、特定の業務や企業の要件に100%適合しない場合もあります。もし特定のニーズに合わせたカスタマイズや高度な機能が必要な場合には、よりカスタムメイドのシステムを導入する必要があるかもしれません。

オンプレミス型

オンプレミス型の在庫管理システムとは、在庫管理のためのコンピューターシステムを、企業や組織の自社の施設内に設置し、管理・運用する方式を指します。つまり、在庫管理のために必要なハードウェア(サーバーなど)とソフトウェアを自社のオフィスやデータセンターに配置して運用するシステムです。これにより、在庫情報が自社内で完全にコントロールできる利点があります。

自社内でデータが管理されるため、セキュリティ面でのコントロールがしやすく、データの漏洩やセキュリティ侵害のリスクを低減できます。特に、機密性の高い情報を扱う企業にとって重要なポイントです。

ただし、オンプレミス型の在庫管理システムには、ハードウェアやソフトウェアの導入・運用・保守に一定のコストと手間がかかるというデメリットもあります。また、スケーラビリティ(拡張性)が制限される場合もありますので、将来的な業務の拡大を考慮して設計する必要があります。クラウド型と比較して初期投資や管理コストが高くなる場合があるため、適切なシステム選定が重要です。

クラウド型

クラウド型の在庫管理システムとは、インターネットを通じて提供される在庫管理のためのシステムのことを指します。つまり、在庫情報をクラウド(インターネット上のサーバー)に保存し、利用者はWebブラウザやアプリを通じてその在庫管理システムにアクセスします。

クラウド型の在庫管理システムは、Webブラウザや専用のアプリを通じてアクセスできます。従って、利用者は場所を選ばずに、インターネットに接続されているデバイス(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)から在庫情報を確認・管理することが可能です。

また、クラウド型の在庫管理システムは、サーバーの性能をクラウドプロバイダーが管理するため、必要に応じて自動的にリソースを増減させることができます。したがって、ビジネスの成長に合わせてシステムを拡張しやすくなります。

クラウド型の在庫管理システムは、特に小規模な企業や初心者にとって利便性とコスト面で魅力的な選択肢となります。インターネット経由でのアクセスが可能であるため、場所を問わず在庫情報にアクセスできる上、スケーラビリティが高く、柔軟な利用が可能です。ただし、インターネットへの接続が必須となるため、インターネット環境が不安定な場所では注意が必要です。

在庫管理システムの選び方のポイント

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在庫管理システムの選び方のポイントについて説明します。

  • 必要な機能が満たされているのか
  • 使いやすいかどうか
  • 導入後のサポート体制が整っているか
  • コストが見合っているか

必要な機能が満たされているのか

在庫管理システムを導入する前に、自社の業務に必要な機能を把握しましょう。在庫の入出庫管理や在庫数の把握、在庫レポートの作成など、基本的な在庫管理業務に加えて、製品の受発注管理や生産管理など、より高度な機能が必要な場合もあります。自社の業務に合わせて、必要な機能が満たされている在庫管理システムを選びましょう。

使いやすいかどうか

在庫管理システムは、業務上で日々利用されるシステムであるため、使いやすさは非常に重要です。ユーザーインターフェースがシンプルで分かりやすく、操作が容易であることが求められます。また、トレーニングやサポートが充実しているかどうかも確認しましょう。使用する前に、デモやトライアル版の利用を検討するのも良いでしょう。

導入後のサポート体制が整っているか

在庫管理システムを導入した後も、トラブルが発生した場合に迅速かつ適切に対応してくれるサポート体制が整っていることが望ましいです。また、システムのバージョンアップやセキュリティ対策なども定期的に行われているかどうかも確認しましょう。適切なサポート体制が整っている在庫管理システムを選ぶことで、導入後のトラブルや不具合を最小限に抑えることができます。

コストが見合っているか

在庫管理システムを選ぶ際には、コスト面も重要なポイントです。初期投資やランニングコスト、カスタマイズ費用などを含め、長期的に見てコストが見合っているかどうかを慎重に検討しましょう。また、導入後のメンテナンスやアップグレードにかかる費用も確認しておくことが重要です。コストパフォーマンスに優れた在庫管理システムを選ぶことで、適切な管理を効率的に行うことができます。

おすすめの在庫管理システム7選

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ここからはおすすめの在庫管理システムについて7点ご紹介します。

  • ロジザードZERO
  • AnyLogi
  • logiec
  • インターストック
  • ロジクラ
  • Flam
  • ZAICO

ロジザードZERO

ロジザードZEROは、株式会社ロジザードが提供するクラウド型の在庫管理システムです。カスタマイズなしでも利用できる十分な標準機能がついている点が特徴で、365日サポート付きなので困った時でもすぐに相談できます。

カートシステムやOMSなど周辺システムとの自動連携も可能です。国内外のメーカー・通販事業者・物流事業者などに利用いただいており、1,500を超える物流現場で稼働している実績を誇ります。

ロジザードZEROは、顧客に寄り添う丁寧な導入支援が評価され、紹介・口コミを中心に実績を伸ばしてきました。幅広い業態・商材を管理できる柔軟性があり、豊富な連携実績、導入まで最短1か月のスピード感、365日電話・メール対応のサポート体制を有している点が特徴です。

当システムは、オンプレミス型の在庫管理システムに比べ、特定のハードウェアやソフトウェアを用意する必要がなく、専任チームによるサポート体制が整っているため、手軽に導入できます。また、機能追加やカスタマイズも柔軟に対応しているため、ビジネスの成長に合わせてシステムを強化することができます。

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額使用料:要問い合わせ
  • 無料トライアル:なし
  • プランパターン:アドオンプラン(外付け開発)、カスタムプラン、プレミアムプラン(外付け開発)

AnyLogi

AnyLogiは、AnyMind Japan株式会社が提供する物流管理のシステムです。受注管理・在庫管理・出荷管理の3つの機能を直感的に操作できる管理画面を持ち、物流に関する一連の業務をワンストップで完結できるシステムです。受注管理では、複数店舗の受注情報を自動で取り込み、在庫管理では、受注・返品など様々な状況に合わせてリアルタイムで実際の在庫数を反映し、出荷管理では、商品が購入者の手元に届くまでの出庫作業やステータス管理を自動化することができます。

当システムは、煩雑になりがちな受注管理・在庫管理・出荷管理の業務を効率化することができます。D2CビジネスやEC事業者向けのサービスで、Shopify、Shopee、TikTok ShopなどのECツールとの連携で、受注から出荷までの工程の自動化が可能です。また、海外の物流パートナーとも連携しているため、越境ECにも対応可能で海外へのビジネス展開もサポートできます。初期費用不要で従量課金制の料金体系になっており、専任スタッフによるサポート体制も構築されており、導入のしやすさも魅力的です。

  • 初期費用:なし
  • 月額使用料:30,000円~
  • 無料トライアル:あり
  • プランパターン:なし

logiec

logiecは、株式会社はぴロジが展開する流通統合システムです。当システムを導入することでECサイトの運用を自動化することができます。発送業務を効率化するためには、一般的な在庫管理システムの導入とEC運用のためのシステム接続に、大掛かりな開発コストが必要となる場合がありますが、このシステムを使えば、それらのコストをかけずにEC運用をカバーすることが可能ですまた、システムはクラウド型であるため、インストール不要で利用可能です。

豊富なAPIでの連携も可能で、新たに出店したいECカートとの接続も簡単・スピーディに行えます。この点も、EC運用を拡大する際には非常に重要なポイントとなります。

さらに、logiecは、複数拠点・分散出荷の制御が可能で、受注データのアップロード/ダウンロードなどの付加価値の低い作業を自動化することが可能です。また、販促品の同梱セット指示など手間のかかるショップデータも、一括でデータ変換・加工できます。これにより、顧客とのやり取りや業務の手間を省くことができ、さらには手作業でのミスをなくすことができます。

  • 初期費用:0円~
  • 月額使用料:0円~
  • 無料トライアル:あり(スタートプラン)
  • プランパターン:スタートプラン、グロースプラン、ビジネスプラン、プロフェッショナルプラン、エンタープライズプラン

インターストック

インターストックは、コンサルティング、開発、運用サポートをワンストップで提供できる物流ソリューションに特化した株式会社オンザリンクスが提供している在庫管理システムです。中規模倉庫を保有し、本格的な在庫管理、倉庫管理システムを短納期で導入したい企業向けの在庫管理システムとして、多くの企業に導入されています。

当システムは、セミスクラッチ型の提供形態をとっており、プロトタイプを無償で作成し、クライアントの要望をふまえながら機能やレイアウトを実装・改修していくことが可能です。そのため、企業の業務課題にあわせて柔軟に導入・運用することができる点が人気の理由となっています。

また、インターストックは、オープンソースで将来の内製化を支援し、システムの独占化を防止することもできます。さらに、物流規模、拠点、業種、ニーズでシステムの導入費用をパッケージ化することによって、カスタマイズ費用が際限なく膨らむトラブルを解消しています。

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額使用料:要問い合わせ
  • 無料トライアル:なし
  • プランパターン:なし

ロジクラ

ロジクラは、株式会社ロジクラ(旧・株式会社ニューレボ)が運営するクラウド型の在庫管理ソフトです。東京都新宿区に本社を置くロジクラ社が提供する在庫管理システムであり、物流業界が近年注目を集め、企業戦略に大きく関わるなかで在庫データを有効に活用することができます。

在庫を抱えるショップや卸売りビジネスをしている方、入出庫の手間やミスを減らしたい事業主にとって、ロジクラの機能や魅力は非常に魅力的です。ロジクラは、多くの企業が導入しており、10,000社以上の企業が利用しています。

Webとアプリでサービスを提供しており、Webブラウザの管理画面とiOSアプリでサービスを提供しています。また、iPhoneを使用して入出荷処理や在庫確認ができるため、PCから複数ユーザーが複数拠点の在庫管理を利用することが可能です。従来のExcelを用いた在庫管理と比べて、格段に効率を上げることができます。

利用する機能によっては永久無料である点もロジクラを選ぶ理由の一つです。有料プランも比較的低コストで、アプリでのピッキングや追跡番号の記録など便利な機能が揃います。何より、外部システムとの連携が多く、活用できる領域が非常に広いのが魅力です。ロジクラを利用することで、在庫管理業務の効率化ができ、ビジネスの発展につなげることができます。

  • 初期費用:なし
  • 月額使用料:9,000円~
  • 無料トライアル:あり
  • プランパターン:Liteプラン、Standardプラン、Premiumプラン

Flam

Flamとは、株式会社フリップロジックが運営する在庫管理システムです。高速で快適に動作することが特徴で、販売、仕入れ、在庫業務の連携が簡単にできます。Mac、Windows、タブレット、スマホでも使用可能で、インターネットに接続可能な環境であればいつでもどこでも利用できます。ビジネスの成長に合わせて必要な機能を追加することも可能です。

Flamには、売上に関連する見積、受注、出荷、売上、請求、入金機能、仕入に関連する発注、入荷、仕入、支払機能、倉庫、在庫管理までの基本的な機能があります。初心者でも利用しやすい画面設計で、スピーディーかつ快適な操作感を実現しています。

また、当システムは、業務連携をシンプル化しており、販売管理の基本的な機能をシンプルにワンパッケージ化しています。集計、検索、出力など、どの機能も高速化されており、業務のロスタイムを最小限に抑えることができます。

当システムは、必要なのはインターネット回線だけで、Windows、Mac、タブレット、スマホなどのデバイスを問わず、どこでも利用することができます。会計業務や決算時に必要な売上や債権管理、仕入、購買管理の各種帳票も簡単に出力可能です。専用のパソコンやソフトウェアは不要で、面倒な設定も必要ありません。

  • 初期費用:なし
  • 月額使用料:9,300円~
  • 無料トライアル:あり
  • プランパターン:Standard、Professional、Premium

ZAICO

ZAICOは、株式会社ZAICOが開発・販売するクラウド在庫管理ソフトです。iPhone、iPad、AndroidアプリとWebアプリがあり、Mac・Windowsのどちらでも使えます。専用機器の購入や初期費用も0円ですので、コストを気にせず導入することができます。スマートフォンでも手軽にデータ登録や更新、共有・確認が可能で、いつ・どこからでも最新データをリアルタイムに把握することが可能です。また、物品数量以外でも、保管場所や状態・画像等、さまざまな情報の登録が可能で、エクセルや紙管理で生じる手間が省けます。

在庫状況はクラウドで共有されるため、在庫状況の問い合わせ等の負担や探す手間も削減することができます。無料のプランでQRコード作成、バーコードスキャンによる検索ができるというのは嬉しい点です。ZAICOはクラウドシステムですので、インターネットを介して複数人・複数端末間で在庫の管理が可能になります。

在庫管理データはクラウドに保存されるため、従来の紙での保管による紛失の危険性はありません。機種変更や端末の紛失時にもクラウド上にデータはあるので安心です。ZAICOはクラウド会計ソフトのfreeeとデータ連携することが可能で、この連携機能によって仕入れ・納品データの会計業務をfreeeによってできるようになり、大幅な効率化へと繋がります。

  • 初期費用:なし
  • 月額使用料:3,980円~
  • 無料トライアル:あり
  • プランパターン:ミニマム、ライト、フル、エンタープライズ

まとめ

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この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

  • 在庫管理システムにより、煩雑になりがちな在庫管理業務を効率化することができる。
  • 在庫管理システムは、物流に関する一連の業務をワンストップで完結できる。
  • 在庫管理システムは無料トライアルを提供しているものもあるので、導入前に試すことができる。

在庫管理システムの設計、開発、運用には、幅広い知識と経験を持ったエンジニアが必要です。そのため、専門企業に外注することをおすすめします。企業選びに迷われた場合は、株式会社エイチビーラボにご相談ください。

株式会社エイチビーラボでは、ベトナムに特化したオフショア開発サービスを提供しております。在庫管理システムを開発するために、専門的な知見や経験を持ったエンジニアが在籍しています。在庫管理システムの開発にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご相談から開発、運用まで親身にサポートいたします。

 

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