【2023年版】ECサイト構築ツール7選|システムの種類や選び方のポイントを紹介

2023年8月5日

ECサイトを作るためには、技術的な知識が必要だと思われがちですが、ECサイト構築ツールを利用すれば、初心者でも簡単にオンラインストアを作成できます。本記事では、代表的なECサイト構築ツールの特徴や利点について紹介しています。適切なツールを選ぶことで、自社のビジネスニーズに合ったオンラインストアを構築し、売上を伸ばすことができます。

ECサイト構築ツールとは

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ECサイト構築ツールとは、技術的な知識が少ない初心者でも簡単にオンラインストアを作成できる、便利なウェブツールのことを指します。これらのツールは、プログラムの知識やコーディングが不要で、直感的な操作でECサイトを作成できるため、多くの人が利用しています。

代表的なECサイト構築ツールには、Shopify、Wix、SQUARESPACEなどがあります。これらのツールを利用すると、初心者でも手軽にオンラインストアを立ち上げることができます。ただし、ツールによっては料金体系や機能が異なるため、自分のニーズや予算に合った適切なツールを選ぶことが重要です。

ECサイト構築ツールの選び方のポイント

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ECサイト構築ツールの選び方のポイントは以下の3つです。

  • 業務に合わせた機能があるか
  • コストに見合ったものか
  • 導入後のサポート体制が整っているか

業務に合わせた機能があるか

ECサイト構築ツールを選ぶ際には、自社の業務に合った機能が提供されているかを重視しましょう。例えば、特定の商品カテゴリに特化した機能や顧客データの分析機能、クーポンや割引管理機能など、自社のビジネスニーズに合った機能が重要です。ツールのデモやトライアルを利用して、実際に操作してみることで、機能の使い勝手や適合性を確認しましょう。

コストに見合ったものか

ECサイト構築ツールは、月額料金や取引手数料など、さまざまなコストがかかる場合があります。予算に合わせて適切なツールを選ぶことが重要です。初めは安価なプランを選んで、ビジネスが成長した際に上位プランにアップグレードできるかも確認しましょう。また、取引手数料がかかる場合は、売上に応じていくらかかるかも確認し、手数料の影響を考慮しましょう。

導入後のサポート体制が整っているか

ECサイト構築ツールは初心者向けであっても、操作や設定に関して疑問や問題が生じることがあります。そのため、導入後のサポート体制がしっかり整っていることも重要なポイントです。ツール提供会社がサポートチームを持っているか、FAQやサポートページの充実度、コミュニティフォーラムの活発さなどを確認しましょう。効率的に問題解決ができるサポートがあると、トラブルによる影響を最小限に抑えることができます。

おすすめのECサイト構築ツール7選

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ここからはおすすめのECサイト構築ツールをご紹介します。

  • W2 Unified(W2株式会社)
  • EC-CUBE(株式会社イーシーキューブ)
  • Shopify(Shopify Japan 株式会社)
  • カラーミーショップ(GMOペパボ株式会社)
  • STORES(STORES株式会社)
  • ORANGE(株式会社エスキュービズム)
  • ecbeing(株式会社ecbeing)

W2 Unified(W2株式会社)

W2 Unified(旧w2Commerce)は、EC事業に幅広く対応できるオールインワン型ECプラットフォームです。フロント機能、バックオフィス管理、マーケティング機能、CMS、カスタマーサポートなどが標準搭載されており、サイト分析や広告効果測定、CRM、SNS投稿など、業界TOP1000を超える機能が揃っています。導入企業の平均売上成長率354%、業務効率化コスト90%削減を実現しています。W2 Unifiedは、ECサイトを再構築することなく自由度の高いカスタマイズモデルに移行可能です。

また、開発段階からサポート保守まで全て自社対応で、トラブル発生時にもすぐに対応してくれます。独自のCMSを使用することで自由度の高いサイト設計を実現でき、インフラの高い安定性を保ちつつSNSとの連携も可能です。W2 Unifiedは、ECシステム開発歴15年以上のノウハウが詰まった多くの機能が標準搭載されており、リアル店舗との会員データ連携や在庫連携、ポイント統合などOMO戦略にも対応しています。

EC-CUBE(株式会社イーシーキューブ)

ECサイト構築パッケージ「EC-CUBE」は、日本企業の株式会社イーシーキューブが提供しています。日本発のオープンソースのソフトウェアであり、国内で高いシェアを誇っています。2020年11月時点で3万5,000店舗以上で稼働していると推定されています。

ECサイトの運営や管理に特化したCMS(コンテンツマネジメントシステム)で、詳しい知識を持たなくても導入が可能です。大手ECパッケージは多くの場合有料ですが、EC-CUBEは無料で使用できます。改変も自由なので、カスタマイズやプラグインの導入によって、定期購入やBtoBサイト・オンライン予約など、様々な販売形態にも対応できます。

EC-CUBEは、ECサイトの運営や管理に特化したCMSであること、詳しい知識を持たなくても導入が可能です。また、無料で使用できること、ECサイトの運営に必要な基本機能が網羅されており、商品別の売上集計や在庫管理などに必要な機能も搭載されていること、日本国内の開発と制作環境が充実していること、拡張性が高く、豊富な関連サービスがあることが挙げられます。

Shopify(Shopify Japan 株式会社)

Shopifyは、世界175ヵ国以上、170万以上のECサイトが利用している世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォームです。初心者でも簡単にデザイン性に優れたECサイトを構築でき、プロフェッショナルなデザインが数多くのテンプレートとして用意されています。

Shopifyの特徴の一つは、ECサイトの構築に関する知識がない人でも手軽にECサイトを開設できる点です。管理画面の手順に沿ってデザインを選び、商品の登録や送料・決済方法の選択などをしていけば、ECサイトの構築に関する知識がなくてもECサイトを簡単に構築できます。また、デザインのテンプレートが100種類以上と豊富で、自社のブランドやコンセプトに合うテーマを選んでECサイトへ反映することが可能です。さらに、機能拡張用のアプリが充実しているため、カスタマイズしやすい点も魅力的です。

また、Shopifyは多言語かつ多通貨対応の決済サービスがあり、越境ECにも多く利用されています。クラウド型サービスのため、常に最新のソフトウェアに自動アップデートされた状態で利用できる点も魅力です。

Shopifyは、初期費用が無料で、ベーシックプランであれば月額3,000円程度から利用でき、維持費の負担も大きくありません。さらに、Shopifyが提供している無料のロゴ作成ツール「Hatchful」や、無料ストックフォトプラットフォーム「Burst」を併せて活用すれば、リーズナブルに独自性の高いサイトを作ることも可能です。

カラーミーショップ(GMOペパボ株式会社)

カラーミーショップとは、ECサイト開設と運営管理サービスであり、ITやデザインの知識がない人でも簡単にECサイトを作成できるように作られたサービスです。ECサイトを作るには、従来はデザイナーやITエンジニアなどの専門家が必要であり、多くの人がECサイト作成に手を出さなかったかもしれません。しかし、カラーミーショップは、ECサイトのデザインや運営を簡略化し、誰でもカンタンに開設できるようになっています。

カラーミーショップの特徴は、様々な業種の商品を取り扱えることであり、食料品からファッション雑貨、日用品に至るまで、幅広い商品を取り扱うことができます。

さらに、カラーミーショップには豊富なアプリが用意されており、必要に応じて機能を追加することも可能です。例えば、商品の注文から発送までの工程を自動化したり、商品の再入荷を見込み客に通知したり、用途に合わせた形で導入できます。アプリによっては費用がかかるものもありますが、カラーミーショップは優れた機能と豊富なアプリによって、ユーザーの望み通りにお店づくりを行えるようになっています。

STORES(STORES株式会社)

STORESは、無料または低価格での運用が魅力で、ネットショップの機能が非常に充実しています。フリー、スタンダードの二つのプランから料金プランを選択することができ、無料のフリープランでも十分なショップ運営が可能です。(売上によって手数料が変動します。ひと月の売り上げが20万円以上ある場合、スタンダードのほうがお得です。)

また、STORESは豊富なデザイン機能を多数搭載しており、それらを自由に組み合わせることで、自分好みのショップを構築することができます。操作性も非常にシンプルで、ストレスなく操作することができます。さらに、多彩な決済手段や集客、販売の促進、顧客対応、分析機能なども搭載しており、数多くのショップ運用をサポートする機能も魅力的です。

STORESは、多くのネットショップ運用を手がける制作会社が利用しており、運営面での課題や改善点を解決するためのサポート機能もしっかりと搭載しています。また、多言語対応や多通貨対応にも対応しており、越境ECにも活用することができます。

維持費の負担も少なく、初心者でも簡単にECサイトを構築できるため、ECサイトに興味がある方にとってはおすすめのツールです。STORESを活用して、自社のブランドやコンセプトに合ったECサイトを構築し、ビジネスを拡大していきましょう。

ORANGE(株式会社エスキュービズム)

EC-ORANGEは、EC-CUBEをベースにした有料パッケージソフトで、株式会社エスキュービズムによって2007年にリリースされました。ECサイト構築を容易にし、多様な業種、目的に合わせたパッケージが用意されている点が魅力です。EC-ORANGEは、商品販売サイトだけでなく、ショッピングモール、O2Oシステム、Web-EDI/B2B向けECサイト、オムニチャネルシステム、グローバル対応ECサイトなどのパッケージも用意されており、汎用性が高いことが特徴です。ユーザーは目的や用途に応じて最適なパッケージを選択でき、一から開発をせずに短期間かつ低コストでECサイトを構築できます。

EC-ORANGEは、オープンソースであり、自社開発や外部開発によるカスタマイズが自由にできます。自由度が高く、時代に合わせた拡張が可能なことが特長です。株式会社エスキュービズムでは、EC-ORANGEのカスタマイズ、インフラ運用、保守などを提供するほか、最適なパートナー会社の紹介も行っています。EC-ORANGEは、導入企業にソースコードを開示しており、ベンダーロックインの制限から解放され、ECサイトの内製化や構築ベンダーのコンペティションによる決定なども可能です。また、システム構築後のECサイト運用支援サービスを提供するほか、開発サポートとして定期的に最新技術のアップデート提案を行う併走型提案サービスなども展開しています。

ecbeing(株式会社ecbeing)

ecbeingは、国内ECサイト構築パッケージシェアで高いシェアを誇るECプラットフォームであり、ECサイトの制作からマーケティングなどの運営支援まで、ワンストップでサポートしてくれます。

ecbeingの主な特徴は、手厚いマーケティング支援、サポート体制が充実している、拡張性が高い、実績があるといった点です。

手厚いマーケティング支援として、SEOやサイトデザインの提案、ABテストの実施、各種ツールの導入など、多くの方法でマーケティング活動を支援しています。また、サポート体制が充実しており、24時間365日専門のスタッフが常駐しており、情報セキュリティの認証基準「ISMS」も取得しています。

また、ecbeingのパッケージは、最新トレンドやニーズに応じて新しい機能を追加することもできます。また、400名以上のカスタマイズ専門部隊が在籍しており、高品質かつスピーディーな提供を実現しています。実績に関しては、これまでに1,400店舗以上のECサイトを構築しており、シェア率は40%を超えています。膨大なノウハウを蓄積しているため、担当者の仕事もスムーズに進めてくれます。

まとめ

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この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

  • 7つのECサイト構築ツール(W2 Unified、EC-CUBE、Shopify、カラーミーショップ、STORES、ecbeing、EC-ORANGE)について紹介。
  • 各ツールには使いやすさ、低コスト、カスタマイズオプションの拡張性など、独自の特徴と利点があります。
  • 記事は各ツールの概要、特徴、機能について簡単に紹介し、ECサイトビルダーを選ぶ際に読者が情報を知ることができるようにしています。

ECサイトの設計、開発、運用には、幅広い知識と経験を持ったエンジニアが必要です。そのため、専門企業に外注することをおすすめします。企業選びに迷われた場合は、株式会社エイチビーラボにご相談ください。

株式会社エイチビーラボでは、ベトナムに特化したオフショア開発サービスを提供しております。ECサイトの開発をするために、専門的な知見や経験を持ったエンジニアが在籍しています。ECサイトの開発にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご相談から開発、運用まで親身にサポートいたします。

 

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