【2024年出版】オンプレミスとは?クラウドへの移行

2024年3月5日
オンプレミスとクラウド

初めに

「オンプレミス」「クラウド」は、最近よく聞く用語です。これらの違いを理解することは、情報技術戦略を構築する上で重要です。企業や組織はそれぞれのニーズに合わせて最適な選択を検討する必要があります。

そのため、本記事では「オンプレミス」と「クラウド」の違いを詳しく説明し、効果的な情報技術インフラストラクチャーを構築する際に役立つ情報を提供できれば幸いです。

オンプレミスとは?

サーバー機器などのハードウェアを社内やデータセンターに設置してシステムを運用する形態はオンプレミスと呼ばれ、昔はシステム運用の主流でした。2000年代に入り、AWSなどのクラウドサービスが登場すると、自社でITインフラを運用する従来の形態をオンプレミスと区別するためにこの言葉が使われるようになりました。

※参考

オンプレミスとは?メリット・デメリット、クラウドとの違いを解説します

メリットとデメリット

オンプレミスのメリットとデメリットに関する詳細は、以前HBLABが取り上げています。もし詳細を知りたい場合は、以下の記事をご参照お願いします。

※関連記事

オンプレミスとは?メリット・デメリットやクラウドとの違いを解説!

短く纏めなら、オンプレミスのメリットデメリットは:

オンプレミスのメリットとデメリット

クラウドとの比較

以前の記事ではオンプレミスのメリットとデメリットに焦点が当てられていましたが、クラウドについての詳細は触れられていませんでした。もしクラウドに関する情報も知りたい場合は、以下の記事もご覧ください。

※関連記事

オンプレミスとSaaSの違いとは|種類やメリット・デメリットも解説

今回、オンプレミスとクラウドの相違点をテーブルで纏めます。

オンプレミスとクラウドの相違点

クラウドに移行するメリット 

オンプレミスからクラウドに移行することによって得られるメリットについて解説します。主なメリットは以下です。

運用負荷とコストの削減

オンプレミスではトラブル時の全ての対応が自社で必要で、人件費や管理コストが増えがちです。一方、クラウドはメンテナンスや障害対応が外部に頼れ、管理負担を軽減できます。月額料金はかかりますが、費用対効果はオンプレミスよりも有望です。

拡張性が高い

クラウドはオンプレミスと比較して、高い拡張性を備えています。ビジネスは必要に応じて柔軟にサービス規模を調整でき、コストを効果的に抑えることが可能です。これに対し、オンプレミスはカスタマイズが必要で、スケール調整が制約される傾向があります。クラウドへの移行により、システムの柔軟性が向上し、必要に応じてサーバーの規模を変更できます。

利便性が高い

オンプレミスからクラウドへの移行により、システムはインターネットを介して簡単にアクセス可能になり、リモートワークや外出時にも効率的な業務が可能となります。クラウドを活用したリモートワークが増加しており、データ共有もスムーズになり、災害時のリスクも軽減され、データの安全性が向上します。

老朽化しない

オンプレミスからクラウドへの移行により、各種インフラの老朽化を防ぐことができます。自社管理では物理的な機器の老朽化が心配されるため、メンテナンスや買い替えが必要ですが、クラウドではベンダーに管理を一任するため、老朽化に対する懸念が軽減されます。

移行する注意点

クラウド移行には多くのメリットがありますが、移行の際には注意点にも目を向けておく必要があります。 利便性の高いクラウドですが、クラウド移行の際には、以下の点に注意しましょう。

既存システムが使えなくなる可能性がある

オンプレミスからクラウドへの移行は、システムの操作性や機能に変更が生じる可能性があります。既存システムを解約し新たなクラウドサービスを契約することもあります。新システムに変更する場合、運用やルールの変更が混乱を招く可能性があるため、移行計画を丁寧に進める必要があります。

カスタマイズ性が低い

クラウドサービスを利用する場合は、オンプレミスとは異なり基本的に自由なカスタマイズが難しい性質を持っています。外部システムとの連携が必要な場合は、利用するクラウドサービスが対応しているか確認が必要です。未対応の場合、システム連携が難しく、企業にとってはカスタマイズ性の低さが課題になります。クラウドは既存のシステムからの選択が強調される特徴があり、クラウド移行を進める際には慎重な判断が重要です。

セキュリティ対策をあらかじめ確認する

クラウドのセキュリティ性能がオンプレミスと比較して劣るとされる主な理由は、クラウドサービスを利用する際に外部のネットワークに接続し、重要な情報をやり取りするためセキュリティリスクが高まりやすくなることです。クラウドサービス提供会社はセキュリティ対策を徹底していますが、提供会社が管理・保証している品質に依存するため、他社依存の不安要素が残ります。利用時には情報セキュリティのリテラシーを高め、情報漏洩などのリスクを最小限に抑えることが重要です。

オンプレミスからクラウドへの移行手順

それでは、クラウドへの移行を検討している方に向けて、手順を紹介いたします。

最後に、オンプレミスからクラウドへの移行時に必要な手順と流れを整理してみましょう。クラウド移行は、基本的に以下のプロセスで進行します。

オンプレミスからクラウドへの移行手順

目標設定

まずは目標や目的を明確に設定します。クラウド移行を検討するシステム・サービスを見直し、移行の必要性やビジネス課題を整理します。漠然とした目的ではスムーズな移行計画が難しいため、「テレワーク化の不便さからクラウド移行が必要」や「データ共有の遅れを解消するためにクラウド管理が必要」など、具体的で明確な目標を立てることが重要です。

計画の作成

続いて、より綿密な計画を策定することが肝要です。移行のスケジュールや担当者の明確化、2つ以上のシステムの移行順序の決定など、具体的な計画を進めていきます。データの移行に関しては、回線の耐用性や通常業務への影響、不要なデータの分類なども検討し、スムーズな作業進行を確保します。特に、クラウド移行において委託業者を利用する場合は、社内の決定事項を共有し、実現性やスケジュールに関する確認を行います。

具体的な作業や連絡体制を整理する

移行計画が確定したら、各作業に担当者を割り当てます。特に大規模な移行作業では、途中で問題が発生する可能性があるため、スムーズな連携が不可欠です。社内だけでなく、委託業者を含めて、作業や連絡体制を整理し、共有しておくことが重要です。これにより、問題発生時でも効果的に対処できるようになります。

動作の最終確認と既存サービスの解約

クラウドの移行作業が終わったら、動作確認を怠らずに行いましょう。すべての操作を確認し、問題がなければ移行作業は完了です。ただし、移行前に利用していたサービスの解約は、移行作業が確実に完了してから行うようにしてください。移行に際してトラブルが生じた場合、解約を先に行ってしまうと、業務に支障が生じる可能性があるためです。

まとめ

「オンプレミス」と「クラウド」は、企業の情報技術戦略において重要な選択肢です。本記事では、それぞれの違いやメリット・デメリットを詳しく説明し、最適な情報技術インフラストラクチャーを構築する際のガイダンスを提供しました。クラウドへの移行には多くのメリットがあり、特に運用負荷削減や柔軟性向上、利便性の向上、セキュリティ強化などが挙げられます。しかし、移行時には既存システムの変更やカスタマイズ性の制約、セキュリティ対策の確認が必要です。慎重かつ計画的な移行プロセスが成功の鍵です。

よくある質問

クラウドとオンプレミスを比較した場合、初期費用はクラウドの方が低いです。 オンプレミスの場合、自社ですべての環境を整える必要があるため、サーバーの導入やパッケージの購入など初期費用に膨大な費用がかかります。 一方、クラウドの場合は初期費用を安く済ませられたり、初期費用がまったくかからないケースもあります。

オンプレミス型の初期費用は、300,000円~1,500,000円程度とかなり高額です。 イチからシステムを開発しなければならないため、人件費もかかります。 システムの規模によって費用が異なりますが、クラウド型と比較すると高額と言えるでしょう。

クラウドの場合、初期費用は1万~5万円かかります。月額利用料金は1,500~2,500円前後、また通話料金・固定電話8.8円/3分・スマートフォン16円/1分です。

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