Webアプリ開発の手順と必要な言語・フレームワークを解説【初心者向け】

私たちが普段インターネット上で活用しているWebアプリケーションには、GoogleやYahoo!、Amazon、Facebookなどが含まれます。

スマホアプリとは異なり、インストールすることなく利用できるため、非常に便利かつどのようなOSにも対応している点が大きな特徴です。

Webアプリを開発する際には、開発に必要なプログラミング言語とフレームワーク、開発環境等を理解しなければいけません。

本記事ではWebアプリとスマホアプリの違いから、開発に必要な言語やフレームワーク等に関して、分かりやすく解説しています。

最後まで読んでいただくことで、Webアプリ開発の全体的な流れを体系的に理解することができるでしょう。

 

【目次】 

 

Webアプリとは?スマホアプリとの違い

Webアプリとは、簡単にいえば高度な機能が実装された、Webサイトのことを指します。

基本的なWebサイトは、HTMLやCSS等の静的なプログラミング言語で作られていることが大半です。

一方で、私たちが普段利用しているGoogleやFacebookのように、サーバーとデータベースを持ったWebサイトをWebアプリと呼び、動的な行動を促すことができます。

本来であればユーザーは、Webページを閲覧するだけですが、Webアプリの場合はユーザーも参加することができるのが大きな特徴です。

 

Webアプリの仕組み

Webアプリは大きく分けて、3つの要素でできています。

 

    • フロントエンド:ユーザーに画面表示し、データ入力をしてもらうための仕組み
    • バックエンド:ユーザーの行動に反応して、データ処理するための仕組み
    • データベース:データ管理・再利用するための仕組み

 

フロントエンドは、主に訪れたユーザーが最初に閲覧する画面になります。

Webアプリの顔といっても過言ではない上に、一般的には高いデザイン性や操作性が求められるでしょう。

また、バックエンドは、主にユーザーの行動に反応して、データ処理する仕組みのことを指し、基本的にユーザーには見えません。

例えばフロントエンドでユーザーが、個人情報を入力した際に、個別にデータベースに登録するためには、バックエンドでの仕組みが必要となります。

そのように、データベースではユーザーの情報や行動等が記録されており、それらを管理するために必要な仕組みになります。

 

Webアプリとスマホアプリの違い

WebアプリがWeb上で動くアプリなのに対し、iOSやAndroid等のスマホアプリは、スマホ上で動くアプリのことを指します。

ふたつの大きな違いは、ブラウザで動くかスマホで動くかです。

例えば大手ゲームメーカーの家庭用ゲーム機には、さまざまな機器が存在しており、ゲーム機ごとに専用ソフトが販売されています。

ゲームのタイトルが同じでも、ソフトが違えば他のゲーム機では起動させることはできません。

Webアプリとスマホアプリの違いも同じで、まさに”機種が違うだけ”ということです。

 

Webアプリを作るための主な5つの手順

Webアプリの基本的な開発手順は、主に以下のように5つに分類されます。

 

    1. 作りたいWebアプリの企画・設計を行う
    2. 使うプログラミング言語を決める
    3. 必要なフレームワークの選定を行う
    4. Webアプリ開発ツールの選定を行う
    5. 開発したWebアプリを公開する

 

Webアプリ開発がはじめての方は、最初はよりシンプルなWebアプリの開発から着手しましょう。

最初から難しい仕様のWebアプリ開発に着手してしまうと、途中で挫折する確率が高いため、ハードルは低めに設定しておくのが無難です。

また、開発段階においては、最初の企画・設計の段階が非常に大事になってくるため、十分に時間をかけて取り組むようにしてください。

 

1. 作りたいWebアプリの企画・設計を行う

Webアプリ開発を行う際には、まずはどのようなWebアプリを作りたいのかを、明確に決めることが大切です。

市場にはすでに多くのWebアプリが出回っているため、開発したいWebアプリに類似するアプリが必ずあるはずです。

そのため、サンプルとして最低でも1つはピックアップしておくと、後の工程をよりスムーズに進めることができます。

また、設計や仕様を考える際には、個人目線だけではなく第三者がみても分かりやすいような内容にすることを心がけましょう。

 

2.使うプログラミング言語を決める

次に、実際に開発に利用するプログラミング言語を決めていきましょう。

プログラミング言語は、フロントエンドとバックエンドとで、それぞれ異なる言語を活用することになります。

 

    • フロントエンド開発言語:HTML、CSS、JavaScript など
    • バックエンド開発言語:PHP、Ruby、Python、JavaScript など

 

プログラミング初学者であれば、フロントエンドの開発言語は知っている言語が多いのではないでしょうか。

プログラミングでの開発のハードル的には、バックエンド開発がフロントエンド開発よりも高いです。

そのため、Webエンジニア職ではそれぞれ”フロントエンドエンジニア”、”バックエンドエンジニア”と分けて分類されます。

また、プログラミング言語はそれぞれ特徴が異なりますので、一気に覚えようとせずにまずは一つずつ理解を深めて、関係性を覚えるのが得策でしょう。

 

3.必要なフレームワークの選定を行う

Webアプリ開発における”フレームワーク(framework)”とは、開発における構造・枠組みのことを意味します。

プログラミングで開発を行う際に、一からWebアプリを作るのは大変難しい上に、膨大な時間がかかってしまいます。

そのため「車輪の再発明」を避けるためにも、フレームワークを活用して、より効率的にWebアプリ開発を進めていくことをおすすめします。

 

また、フレームワークを選ぶ際には、ご自身が選んだプログラミング言語に適したものを選ぶのが基本です。

例えばPHP用のフレームワークであれば”CakePHP”がおすすめですし、Python用であれば”Django”がおすすめでしょう。

加えて、ご自身が使いやすフレームワークであることも重要な選択基準となります。

 

4.Webアプリ開発ツールの選定を行う

使用するプログラミング言語とフレームワークが決まったら、今度は実際に開発を行うための開発ツールを、選定していきましょう。

開発ツールとは、いわば開発環境のことであり、実際にご自身で開発を行う場所のことを意味します。

例えばHTMLやCSSのみでの開発であれば、実際にはメモ帳などの簡易的なエディタでも設計は可能です。

しかし、高度な開発ツールを活用することで、コードが間違っている際に補正してくれたり、エラー箇所を教えてくれたりします。

複雑なWebアプリ開発を行う際には、開発ツールが必要不可欠ですので、利用する言語やフレームワークに適したツールを活用しましょう。

また、具体的な開発ツールの選び方としては、主に3つ挙げられます。

 

    • プログラミング言語に合わせて選ぶ
    • 実装されている機能面で選ぶ
    • 開発ツールの利用料金で選ぶ

 

実際に開発ツールを選ぶ際には、是非とも参考にしてみてください。

 

5.開発したWebアプリを公開する

Webアプリを公開する際には、一般的にレンタルサーバーを契約し、ドメインを取得した後に公開設定を行います。

“レンタルサーバー”とは、いわば開発したWebアプリを入れるための箱のようなものであり、”ドメイン”はWebアプリの場所を示す住所のようなものです。

代表的なレンタルサーバーだと、エックスサーバーやロリポップ、さくらインターネット等が挙げられます。

レンタルサーバー会社によっては、ドメインもセットで販売しているところもあるため、ご自身でもしっかりと調べた上で契約するようにしましょう。

 

Webアプリ開発に必要なプログラミング言語

Webアプリ開発に必要とされるプログラミング言語は、ブラウザやサーバー、データベースごとに分かれます。

それぞれ一般的に活用されている代表的なプログラミング言語をピックアップしていますので、これから開発を行う方は参考にしてみてください。

 

ブラウザの開発に必要な言語

 

    • HTML
    • CSS
    • JavaScript

 

ブラウザに表示するためのWebアプリの見た目や、動きをつけるためのプログラミング言語です。

HTMLやCSSはご存知の方も多いと思いますが、主にWebアプリの見た目を整えるための役割を持っています。

また、JavaScriptに関しては、主にWebアプリのページに動きを付けるために活用します。

JavaScriptはサーバーサイドでも活用できる、汎用性が非常に高い特徴を持っており、開発者の中でも人気が高い言語の一つです。

 

サーバーの開発に必要な言語

 

    • JavaScript(Node.js)
    • Ruby
    • Python
    • PHP

 

サーバーで開発を行う際に活用する言語は、主にサーバーサイド言語、バックエンド言語とも呼ばれます。

ピックアップしている言語以外にも、多数のサーバーサイド言語が存在しており、フロントエンド開発と比較すると難易度は高めです。

また、言語によって特徴が異なりますので、最終的にどの言語で開発を進めるかが、非常に重要になってきます。

例えばRubyでサーバーサイドの開発を行う場合は、日本語でもインターネット上に情報が多いので、初心者でも開発が進めやすいです。

また、Pythonで開発を行う場合は、AIなどの機械学習にも対応しており、汎用性がとても高い特徴を持っています。

 

データベースの開発に必要な言語

 

    • SQL

 

データベースのプログラミング言語では、主にデータの取得、保存、更新、削除などを行います。

昨今は、多くのWebアプリでデータが重宝されているように、データ管理は非常に重要な項目になります。

そのため、データベースに必要なプログラミング言語を十分に理解し、開発段階でしっかりと作り込むことが大切です。

また、SQLはデータベース言語の中でも、最も普及しているプログラミング言語の一つであり、一度覚えたら他の関係データベースでも活用できます。

 

Webアプリの開発事例

Webアプリ開発における代表的な事例を、3つに厳選してそれぞれ解説しています。

おそらく日本人であれば、誰もが活用したことがあるWebアプリばかりなので、参考にしてみてください。

 

1.Google

出典:https://www.google.co.jp/

 

URL

https://www.google.co.jp/

サービス内容

検索サービス

開発言語

C/C++、Java、JavaScript、Python、Go

 

世界中で活用されているGoogle検索エンジンも、さまざまなWebアプリが実装されています。

Googleマップや電卓機能、Gメール機能等は全て無料で活用することができ、既に多くのユーザーに活用されている代表的なWebアプリです。

また、Webアプリに使用されているプログラミング言語は、Google社内の標準言語としても使われています。

 

2.note

出典:https://note.com/

 

URL

https://note.com/

サービス内容

コンテンツの公開・販売・購入など

開発言語

Ruby、JavaScript

フレームワーク

Ruby on Rails、Nuxt.js

 

“note”は、主にテキストコンテンツを公開・販売・購入したりできる、大人気のプラットフォームです。

SNS同様にさまざまな機能が実装されており、文章以外にも動画や写真、イラスト、音楽なども掲載可能となっています。

一般的なブログとは異なり、誰でも気軽にはじめられることから、今では多くのユーザーが利用している流行りのWebアプリです。

 

3.Cookpad(クックパット)

出典:https://cookpad.com/

 

URL

https://cookpad.com/

サービス内容

レシピ検索、レシピ投稿 など

開発言語

Ruby、Golang、Python、Java、Rust

フレームワーク

Ruby on Rails、Spring Boot

データベース

MySQL、Redis、Amazon Aurora、Amazon DynamoDB、Amazon Redshift

 

“Cookpad(クックパッド)”は、1998年からサービスを開始している、今では誰もが知る料理レシピ専門のWebアプリです。

日本人であれば誰もが一度は、料理レシピを調べるために、活用したことがあるのではないでしょうか。

一般人からプロの料理レシピまで、幅広く掲載されており、動画でも視聴することが可能となっています。

 

Webアプリ開発におすすめの勉強法3選

Webアプリ開発をこれから始めようかと考えている方に、おすすめの勉強法を3つご紹介します。

 

    1. プログラミングスクール
    2. プログラミング学習サイト
    3. プログラミング関連の書籍

 

それぞれ特徴が異なり、人によっては合う合わないがあるため、個々の特徴を十分に理解した上で取り組むようにしてください。

また、最近は無料で学習できるサイト等も多いので、まずはプログラミングとはどういうものなのかを、無料版で試してみるのも一つの手段です。

 

1.プログラミングスクール

 

メリット

デメリット

    • プロにサポートしてもらえる
    • 途中で挫折しにくい
    • 体系的に学べる
    • 大きな費用がかかる
    • 過度に期待し過ぎてしまう

 

プログラミング需要が高まる中で、プログラミングスクールも今では大変多くなりました。

さまざまなプログラミングスクールサービスが既に出回っていますが、スクールを活用する最大のメリットは、プロに学習サポートしてもらえることです。

独学で取り組んでいるとどうしても分からないことが出てきますが、スクールだとすぐにプロがサポートしてくれます。

また、学習の途中で挫折しにくいのも、大きな特徴です。

ただし、その分まとまった費用が必要となるため、万人におすすめできるという訳ではありません。

 

2.プログラミング学習サイト

 

メリット

デメリット

    • 自己解決能力が高まる
    • スクールと比較して費用面で負担が少ない
    • 自分のペースで学習を進められる
    • 独学なので挫折しやすい

 

Udemyやプロゲートなどの学習サイトを利用する方法もおすすめです。

プログラミング学習サイトの中には、無料で活用できるものもあるため、全くの未経験という人はまずは無料版から試してみるのが得策でしょう。

また、学習サイトであれば自分のペースで学習を進められるため、人によってはスクールよりも、効率的に学習できる可能性があります。

 

3.プログラミング関連の書籍

 

メリット

デメリット

    • 信頼できる情報が得られる
    • 要点だけ効率的に学べる
    • コスパの面では一番良い
    • 本の難易度によっては途中で挫折しやすい
    • 分からないことは個人で調べなければならない

 

コストパフォーマンスを考えると学習方法の中でも、一番おすすめなのが本で行うやり方です。

また、どの本でも書店に並んでいるものは、制作の段階で何度もチェックを行っているため、情報に誤りがありません。

そのため、信頼できる情報を得たい場合は、本で調べて学習するのがおすすめです。

ただし、本の難易度があまりにも高いと、途中で挫折してしまう可能性が高くなるため、本を選ぶ際には自身に適した内容を選ぶべきです。

 

まとめ

Webアプリはスマホアプリとは異なり、ブラウザ上で起動するアプリケーションのこと、として解説してきました。

普段私たちが利用しているWebサービスのほとんどは、Webアプリでありそれぞれ開発に必要な言語やフレームワーク等が異なります。

実際にWebアプリ開発を行う際には、既存のWebサービスを参考にしながら、是非とも取り組んでみてください。

 


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