「Kintoneアプリ開発の方法が分からない」
「そもそもKintoneって本当に便利なの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?Kintoneは業務アプリを簡単に開発できる便利なソフトのため、活用しないと損と言えます。本記事では、Kintoneアプリ開発とは、Kintoneアプリ開発のメリット、Kintoneアプリ開発の外注方法について解説します。
Kintoneアプリ開発とは?
Kintoneアプリ開発とはサイボウズのクラウドサービス「Kintone」を使って業務アプリなどを作ることです。業務アプリとは一般的に、事業を行う上で必要ではないものの、業務を効率化するために必要なアプリを指します。たとえば、売上情報管理システムや顧客情報管理システムなどが業務アプリに該当するでしょう。
業務アプリを1から開発する場合、PHPやJavaなどのプログラミングスキルが必要なため、エンジニアを採用・育成する必要があります。Kintoneではプログラミング知識がない方でも業務アプリを作ることができるため、エンジニアを採用する必要がありません。
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Kintoneとは
Kintoneはサイボウズ社が提供するクラウドサービスです。Kintoneでは業務アプリを開発し、社内で共有して使うことができます。
それだけでなくKintoneでは、作成したアプリと他のアプリを連携させることもできます。他アプリと連携させることで、情報を自動的にアプリ内に書き込めるようにするなどが可能になり、さらに業務を効率化させることが可能です。
また、Kintoneには「スペース」という機能があります。スペースでは、チーム間でコミュニケーションを取ることが可能です。さらに、そのスペース内で使う専用のアプリも作ることができるため、チーム間での作業・共有をスピーディーに行えるようになります。
参考:kintone – サイボウズの業務改善プラットフォーム
Kintoneで実現できること
Kintoneでそもそも何ができるのかご存知ない方も多いでしょう。そこでKintoneで実現できることについてまとめました。
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- 業務自動化
- 業務の見える化
- 情報の一元管理
Kintoneでできることは主に以上の3つです。1つ1つのKintoneで実現できることについて詳しく解説していきます。
1.業務自動化
Kintoneで実現することの中でも最も代表的なのが業務自動化でしょう。
最近では業務効率化に力を入れる企業が増えています。業務効率化を実現するには、単に従業員のスキルを高めるだけでは難しく、業務アプリが必要です。
ブラウザ作業や書類作成などの単純業務を何度も繰り返すのは効率が悪いため、こういった作業を自動化できるアプリをKintoneで作成するのが良いでしょう。雑務に時間を取られなくなれば、コア業務に力を入れる余裕も生まれ、全体的な業務の質もアップします。
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2.業務の見える化
Kintoneを活用することで業務の見える化も実現できます。
例えば、KintoneでToDo管理アプリやタスク共有アプリを作成すれば、チームメンバーの作業進捗がひと目で分かるでしょう。業務の見える化が実現すれば、進捗が遅れている箇所に多くの人員を割くなどの対処を早い段階で行うことが可能です。
特にテレワークではチームメンバーが作業している様子を管理職は直に見ることができないため、Kintoneで作成した業務アプリを通じて進捗を把握することが重要になってきます。
3.情報の一元管理
Kintoneによって情報の一元管理も実現できます。
Excelや紙のデータが大量に増えてしまい、どこにどの情報が記載されているのか分からず、資料を探すだけで1日が終わってしまう方もいるのではないでしょうか。
Kintone内では多くの社内情報を格納し、それらを管理するためのアプリを開発することができます。社内情報をKintoneで一元管理すれば、情報を探す手間を省くことができ、業務効率化が実現するでしょう。
Kintoneアプリ開発を自社で行うメリット
Kintoneは初心者でも扱いやすいように作られていますので、自社でKintoneアプリ開発を行うこともできます。Kintoneアプリ開発を自社で行うメリットは次の3つです。
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- プログラミング知識が不要
- 自社の要望を反映させやすい
- 開発コストを抑えることができる
1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。
1.プログラミング知識が不要
Kintoneアプリはプログラミング知識が不要なため、エンジニアが自社にいない場合でも開発することが可能です。
ノーコードで開発できるツールであり、管理画面からパーツを組み合わせるだけでアプリを作ることができます。例えるならマリオメーカーのようなものです。
もちろんKintoneを使いこなすにはある程度のスキルは要ります。それでも、プログラミング言語を1から覚えるよりははるかに簡単でしょう。
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2.自社の要望を反映させやすい
自社でKintone開発を行うことで自社の要望を強く反映させることができます。
自社で開発を行う場合、アプリを使う人達に実際に使ってもらい「もっとこうしてほしい」など意見を募ることができます。そのため、より業務の役に立つアプリに仕上がりやすくなるでしょう。
3.開発コストを抑えることができる
自社でKintoneアプリ開発を行うことで開発コストを抑えることができます。
外注する場合、当然開発コストがかかってきます。開発コストはエンジニアの人件費などが中心ですが、コミュニケーションにかかる費用も含まれるので注意が必要です。
複雑な業務アプリを作らない場合は、自社で開発した方が良い可能性もあります。
Kintoneアプリ開発を外注するメリット
Kintoneアプリ開発を自社で行うのが難しかったり、スケジュール的に余裕がなかったりする場合、Kintoneアプリ開発を外注することをおすすめします。外注することのメリットは次の4つです。
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- 開発工数を削減できる
- JavaScriptを利用した開発ができる
- 外部システムとの連携も対応してくれる
- 複雑な権限設定にも対応してくれる
1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。
1.開発工数を削減できる
Kintone開発を外注することで開発工数を削減することが可能です。
自社で開発する場合、Kintoneの扱いに慣れるのにどうしても時間がかかってしまいますが、Kintoneアプリ開発の実績がある企業なら少ない期間で開発できます。
2.JavaScriptを利用した開発ができる
Kintone開発を外注することで、JavaScript対応を行ってもらうことも可能です。
KintoneアプリはJavaScriptのソースコードを変更することで、カスタマイズを行うことができます。たとえば、入力フォームに定型文があらかじめ入力されているようにカスタマイズし、入力作業を短縮するといったことが可能です。ただ、下手にソースコードを変更すると、元に戻せなくなってしまう可能性もあり、注意が必要です。
JavaScriptを変更する場合、専門家に外注した方が安全性が高いと言えるでしょう。
3.外部システムとの連携も対応してくれる
Kintone開発を外注することで、外部システムとの連携にも対応してくれます。
KintoneアプリはSlackなどのコミュニケーションツールと連携させることができ、さらに便利な情報共有などを行うことが可能です。
ただ、外部ツールとの連携を行う場合、そのツールにもある程度詳しい必要があるため、自社で開発することが難しい場合は外注した方が良いでしょう。
4.複雑な権限設定にも対応してくれる
Kintone開発を外注することで、複雑な権限設定にも対応してくれます。
社外の人を巻き込んでKintoneを使いたい場合もあるでしょう。この場合、社内情報が外部に漏れないよう一部機能を制限する必要があります。具体的には権限設定を行い、社内情報にアクセスできないようにしなくてはいけません。
しかし、権限設計に失敗すると社外に情報が漏れてしまう恐れがあります。このようなリスクを避けたい方はやはり専門家に外注した方が良いでしょう。
Kintoneアプリ開発を外注するポイント
続いて、Kintoneアプリ開発を外注するポイントについて解説します。外注するポイントは次の3つです。
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- Kintone導入後もサポートしてくれるか確認する
- ヒアリングが丁寧な企業を選ぶ
- Kintoneアプリ開発実績が豊富な企業を選択する
3つのポイントを気をつけることで、より質の高い業務アプリを手に入れることができるでしょう。1つ1つの外注するポイントについて詳しく解説していきます。
1.Kintone導入後もサポートしてくれるか確認する
1つ目はKintone導入後もサポートしてくれるか確認することです。
業務アプリは実際に使ってみないと、便利かどうか分からないことも多いです。また、実際に使ってみると活用方法が分からない機能などが見つかることもあります。
その開発企業がKintoneアプリ導入後のサポートやアプリのカスタマイズに対応してくれるのか、は重要です。導入後の対応内容に関しては事前に開発企業の担当者に確認しましょう。
2.ヒアリングが丁寧な企業を選ぶ
2つ目はヒアリングが丁寧な企業を選ぶことです。
Kintone開発に限らず、システム開発を依頼する場合、こちらの要望を適切に反映してくれる企業を選ぶことが重要でしょう。上手く要望が伝わらず、意向とは異なるシステムが開発されてしまう事例は多くあります。
そのため、担当者のコミュニケーション能力が高く、ヒアリングが丁寧な企業を選ぶことが、Kintoneアプリの質も高めるうえで重要なのです。
3.Kintoneアプリ開発実績が豊富な企業を選択する
3つ目はKintoneアプリ開発実績が豊富な企業を選択することです。
システム開発自体は長年行っているものの、Kintoneアプリには関わったことがない企業は多くあります。Kintoneアプリ開発の実績がない場合、ノウハウが蓄積されていないため、開発期間が長引いてしまったり予算が増えてしまったりする可能性があるので、注意が必要でしょう。
Kintoneアプリ開発の費用について
最後に、Kintoneアプリ開発の費用について解説しましょう。Kintoneアプリのカスタマイズや外部ツールとの連携を行う際にかかる費用を表にまとめています。
カスタマイズ内容 | 費用目安 |
レコード一覧の画面色変更 | 3万程度 |
ルックアップ機能の追加 | 3万程度 |
コミュニケーションツールとの連携 | 5万〜10万程度 |
会計ソフトとの連携 | 10万程度 |
Googleとの連携 | 5万〜10万程度 |
参考:kintone開発の外注費用はどれぐらい?プロに依頼する一番大きな価値とは?
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まとめ
この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。
-
- Kintoneで実現できること:業務自動化/業務の見える化/情報の一元管理
- Kintoneアプリ開発を自社で行うメリット:プログラミング知識が不要/自社の要望を反映させやすい/開発コストを抑えることができる
- Kintoneアプリ開発を外注するメリット:開発工数を削減できる/JavaScriptを利用した開発ができる/外部システムとの連携も対応してくれる/複雑な権限設定にも対応してくれる
- Kintoneアプリ開発を外注するポイント:Kintone導入後もサポートしてくれるか確認する/ヒアリングが丁寧な企業を選ぶ/Kintoneアプリ開発実績が豊富な企業を選択する
Kintoneを使うことで簡単な業務アプリを開発することが可能です。とはいえ、Kintoneを使いこなすにはある程度のスキルが必要なうえに、業務アプリの設定をミスして仕事に支障をきたさないか不安な方も多いでしょう。不安な方はKintoneアプリ開発を外注するのがおすすめです。
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