HBLABブログ一覧

IT分野に関する基礎知識を分かりやすく解説
開発会社社員がシステムの運用保守を行っている

システムの運用保守とは?外注する際のポイントについても解説

システムは開発するだけで完了ではなく、開発後は運用保守を行う必要があります。しかし運用保守とは何なのかご存知ない方も多いのではないでしょうか。本記事では運用保守の意味、運用保守の業務内容・必要なスキル、運用保守を依頼する際のポイントについて解説します。 システム開発を考えている担当者、保守運用に困っている担当者の方はぜひ参考にしてください。 運用保守とは? まず、運用保守とは何か、定義について整理しましょう。運用保守は、システム運用とシステム保守に分かれます。この2つは混同されることも多いですが厳密には異なる業務内容です。 システム運用とシステム保守について、それぞれ詳しく解説していきます。 システム運用 システム運用とは、システムが毎日正常稼働するための作業のことです。 具体的にはサーバーなどの起動やデータ入力、ログや負荷状況の監視など、毎日決まったルーティーンワークをこなしていきます。 Webサービスやアプリは毎日ユーザーが同じように使えるよう整える必要があります。そのためにもエンジニアはシステムの状況を監視し、問題がないことを確認しなくてはいけません。 システム保守 システム保守とは、システムに問題が起きた際の修復作業のことです。 システム運用を行っていても、想定外の事態が発生し、サービスが正常に提供できなくなることはあります。その場合、エンジニアはただちに復旧に向かう必要があります。 具体的にはプログラムのバグの修正、データベースのチューニング、サーバーなどのハードウェア機器の交換などを行います。 また、今後どうすれば問題が起きなくなるかも考え、対策を打つ必要があります。たとえば、サーバーへの負荷が重すぎる場合、サーバーの増設やクラウド化を検討するなどです。その場しのぎだけでなく、根本的な解決策を考えなくてはならないのです。

システムの運用保守とは?外注する際のポイントについても解説 続きを読む

開発会社社員が開発手法について話し合っている

システムやアプリの開発手法とは?メリット・デメリットを解説!

システム開発の手法にはどのようなものがあるかご存知ない方も多いのではないでしょうか。開発手法について知っておくと、開発会社にシステム開発を依頼する際にも役立ちます。本記事ではシステム開発の手法について解説します。 システム開発の代表的な手法 システム開発の代表的な手法は次の2つです。 ウォーターフォール アジャイル この2つ以外が用いられることもありますが、基本的にはこの2つから選択することがほとんどです。そのため、まずはこの2つの手法の特徴を覚えると良いでしょう。 1つ1つの開発手法について詳しく解説していきます。 1.ウォーターフォール ウォーターフォール開発はシステム開発における各工程を順番にこなしていく、もっとも基本的な開発手法のことです。 システム開発は、要件定義・外部設計・内部設計・開発・テスト、などの工程に分かれます。ウォーターフォールでは1つずつ順番にこなしていき、最後のテストが完了したらリリースします。 「水が流れるように各工程を進めていく」ことから、ウォーターフォールと呼ばれています。前の工程に欠陥があった場合、次の工程には進めないため、1つ1つの工程で問題がないかしっかりチェックし、書類にまとめるなどの対処が必要になります。 2.アジャイル アジャイル開発はシステム開発の各工程を何度も繰り返していき、システムの完成度を上げていく開発手法のことです。 ウォーターフォール同様に、要件定義・外部設計・内部設計・開発・テストの順番で行いますが、アジャイルではテストまで短いスパンで反復します。

システムやアプリの開発手法とは?メリット・デメリットを解説! 続きを読む

データベースの種類

クラウド移行計画とは?手法やメリット・デメリットを徹底的に解説

「クラウド移行の計画はどうすればいいのか…」 「クラウド移行とは…?」 「クラウド移行にかかる費用は…?」 など、クラウド移行計画について検討、疑問を持たれているシステム担当者も多いでしょう。この記事ではクラウド移行について解説します。 ITインフラについて、オンプレミスを採用するとコストが増えたり、メンテナンスに手間がかかってしまったりすることが大きなネックとなります。 クラウド移行の計画について詳細を知ることで、クラウド移行をスムーズに行うことができるでしょう。オンプレミスでインフラやシステムを運用している企業は知っていて損がない情報です。賢く運用を続けていくために、クラウド移行計画の方法を理解していきましょう。 クラウド移行計画とは まずクラウド移行とは、業務上で保管しているデータやアプリケーションなどのデータ資産を、オンプレミス(自社運営システム)からパブリッククラウドプロバイダーのサーバーに移行するプロセスのことを指します。 クラウド移行は大きく以下の特徴があります。 コストの削減 メンテナンスの利便性の向上 セキュリティの向上 運用費用を削減することができる 容量の拡張を柔軟に行うことができる

クラウド移行計画とは?手法やメリット・デメリットを徹底的に解説 続きを読む

オンプレミスとSaasの違い

オンプレミスとSaaSの違いとは|種類やメリット・デメリットも解説

オンプレミスとSaaSの違いを解説していきます。まずオンプレミスとは、自社内でサーバーを運用管理し、ITシステムを利用することを指します。クラウドよりも社外に情報が漏れる可能性が低く、既存のアプリケーションなど、サーバー上で結合しやすいことが特徴です。 一方SaaSとは、ベンダー側が提供するリソースをインターネットを通じてユーザーが必要な分だけ利用することができるソフトウェアです。SaaSは「Software as a Service」を略した言葉となります。 Saasの特徴は、インターネット環境があればどこからでもアクセスできること、複数のユーザーが同時にログインしファイルの編集や管理ができることです。 オンプレミスとSaaSの違い 導入コスト オンプレミス自社内で管理運用するため、ハードウェア導入の初期費用がかかります。クラウドと比べて費用が高く、一般的なPCサーバーは200万円程度の費用がかかり、その他、サーバーを管理するためのPCなども必要になります。 SaaS(クラウド)SaaS(クラウド)の場合は、物理サーバーを導入する必要がないため、オンプレミスと比べて導入コストが極端に安くなります。またサーバーを配置する必要がないため、スペースを確保する必要がありません。クラウドのサービスによっては初期費用が0円のところも存在します。 運用コスト オンプレミスオンプレミスの場合は、ソフトウェアライセンスを購入する必要があります。また、自社のサーバーを運用するため、サーバーの知識を持ったIT技術者を雇う必要もあるでしょう。近年、IT技術者の人件費は高騰しているため、コストも高額となっています。 SaaS(クラウド)SaaS(クラウド)の場合は、初期費用やサーバー運用費、ストレージなどは全て月々に支払うサービス料に含まれています。クラウドサーバーを導入する企業がシェアしてサーバーを使用するため、オンプレミスよりも低いコストで運用することができるでしょう。 セキュリティ

オンプレミスとSaaSの違いとは|種類やメリット・デメリットも解説 続きを読む

パブリッククラウドについての注意点

テストケースとは?その種類やわかりやすい作成方法を徹底解説

「テストケースとは…?」 「聞いたことあるけど、詳細は知らない…」 「意味はなんとなく知っているけど、必要なのか…」 などテストケースについてお悩みの方も多いでしょう。この記事ではテストケースについて詳しく解説していきます。 テストケースとは テストケースとは、ソフトウェア開発において、プログラムが期待通りに動作するかを確認するための手順を文書化したものです。ソフトウェアは、新しく開発した機能や既存のプログラムを変更したことで、正常に動作しないことがあります。 正常にシステムが稼働する状況かどうか確かめるための工程を「テスト」と呼び、それを正しく行えるよう明文化したものをテストケースと呼ぶのです。 主に正常系と異常系に分かれています。画面に値を入力する機能を例にすると、正常系は指定された値を入力した際にエラーが発生せず、期待通りの結果が得られる場合の事を指します。それに対して異常系は、値を入力した際に期待通りのエラーが発生する事を指します。 テストケースを作成するタイミング テストケースを作成するタイミングは主に開発が完了し、一通り動作してもバグが発生しないタイミングで行います。システムを動かし、バグが大量に発生するようであればテストを行うのはまだ早いと言えるでしょう。 大量にバグが発生するタイミングでテストを行なっても、テストをスムーズに進めることができず、正しいエラーなのか見分けるのが困難になるためです。 テストケースを作成する目的 システムを開発した本人やシステムに詳しい有識者がテストするなら、テストケースを作成せずに動作確認をすればいいのでは、と考える方もいるかもしれません。 しかし、テストケースを作成しなければ、漏れのない動作確認が進められず、重大なインシデントにつながる可能性があるのです。ここからはテストケースを作成する目的について解説します。

テストケースとは?その種類やわかりやすい作成方法を徹底解説 続きを読む

費用

エンジニア一人月にかかる費用の相場|条件で変わる相場を解説

エンジニアを雇う際に考慮すべき重要なポイントがいくつかあります。本記事では、以下の内容について詳しく説明します。一人月の概念、会社の規模による単価の変動、エンジニアのスキルレベルによる単価の違い、地域ごとの単価の差異、そしてベトナムのエンジニアを雇うことの高いメリットについてです。これらの要素を理解することで、最適なエンジニアを効果的かつ費用的に雇用するための知識を提供します。 一人月とは IT業界ではプロジェクトを進める際、その作業にかかる時間を見積もります。その見積にかかる時間を「工数」のと呼びます。 工数のなかで主に使う単位として「人月」と「人日」があります。 「人月」とは、1人が1ヶ月に処理できる作業量を指します。つまり、1日8時間20日稼働した場合(合計160時間)こなせる作業量です。プロジェクトに10人月かかる見積もりを立てたとき、10人いれば1ヶ月、1人なら10ヶ月かかる計算となります。 それに対して「人日」とは1日8時間稼働した場合こなせる作業量です。この作業には10人日と見積もりを立てた場合、10人いれば1日、1人なら10日かかる計算となります。 日本人エンジニア1人月の単価についてですが年々上昇しており、WEB系で60万円〜80万円、スマホアプリ開発で100万円程度と言われています。 エンジニアを雇うのに相場を知っておくべき理由 エンジニアを雇おうとした時にコストの高さに驚く方も少なくないでしょう。エンジニアの需要は年々高まってきており、どれくらい費用をかければプロジェクトに適切なエンジニアを雇えるのか、もっとコストを抑えることができないのか…。 これを知らなければ大きな経済的損失になりかねません。スキル、年数、地域などの要素によって変わる相場を理解すれば、適切なコストでエンジニアを雇うことができるでしょう。 スキルと単価の相場を知るべき エンジニアは専門職です。経験年数に応じてスキルが上がっていくと仮定され、経験年数に応じて単価も高くなっていく傾向にあります。 また、比較的需要の高い「Java」「PHP」「Go」などの言語は、エンジニアを雇ったり、業務委託する際の単価も高くなります。また、インフラ系のエンジニアの需要も高く、AWSなどのクラウドエンジニアを求めている企業も多く存在しているため、単価も高くなるのです。 経験年数と需要の高いスキルを併せ持った人材であれば一人月単価100万円を超えるエンジニアもいます。

エンジニア一人月にかかる費用の相場|条件で変わる相場を解説 続きを読む

分解されたパソコンの基盤

【インフラ構築とは】構築に必要な手順や具体的な手段を解説

IT化が当たり前になった昨今において、企業の担当者にとって理解しなければいけないインフラ構築。 業務の効率化を考える方のなかには、「インフラ構築という言葉は知っているけど、具体的な内容までは…」という方も多いのではないでしょうか。 今回はそんな方々に向けて、インフラ構築という言葉の概要や具体的な手順、開発手段を解説していきます。システムを導入する前段に位置するインフラ構築を理解することで、業務効率化などのビジネス課題の解決をよりスムーズに進められるでしょう。 インフラ構築とは インフラ構築とは、システム稼働に必要な基盤を築く作業を指します。一般的に道路や電車といった設備を指すインフラという言葉ですが、IT業界ではシステムを稼働させるために必要なハードウェアとソフトウェアを指します。 昨今のシステム開発は、すでにパッケージ化されたクラウドサービスを用いるケースが増加していますが、独自のシステムを作成する場合には、このインフラ構築が必要です。 ただし、インフラそのものの種類は多くなく、「パソコン、サーバー、ストレージ、ネットワーク、テープ」などのハードウェア、「OS、ミドルウェア」のソフトウェアがあることさえ理解できていれば問題ありません。 利用するシチュエーションによっては、設計や配線といった実作業を指し示すために、インフラ構築という言葉が用いられることもあります。物理的に存在するモノだけでなく、実際に使える状態にするまでの工程を意味する場合もあるのです。 また、インフラを構築する手段は、大きく2つ「自社開発」か「アウトソーシング」に分けることができます。クラウドサービスを利用するケース以外では、パソコンやサーバーの手配を伴うため、多くの企業がアウトソーシングする方法を採用しています。ただし、後述するように、手法ごとに異なるメリットとデメリットがあるため、自社の特性に合わせた方法を選択する必要があります。 インフラ構築に必要な手順とは ここからは、インフラ構築の具体的な手順を確認していきましょう。クラウドサービスを利用するケースでは不要になる手順もありますが、基本的には要件定義、設計と構築、テスト、運用の4つのフローを経て、インフラが構築されます。 手順を理解することで、実際にインフラ構築を実行するときに、何も知らない状態と比較したときよりスムーズに進められるでしょう。検討段階でも、抽象的でよいのでインフラ構築の手順を把握することをおすすめします。 必要なインフラの要件定義 要件定義とは、システム開発やアプリケーションの開発時にまず着手する工程で、必要な機能やクライアントの要望をわかりやすくまとめていきます。インフラ構築における要件定義は、必要なサーバーの要件を明文化したり、OSやミドルウェアの要件を明文化したりと、求めるインフラの要件を洗い出していく工程です。

【インフラ構築とは】構築に必要な手順や具体的な手段を解説 続きを読む

倉庫内に並べられた商品

在庫管理システムとは?必要性や基本機能、取り入れるメリットを解説

商品の入出庫や検品といった業務をサポートしてくれる在庫管理システム。企業の管理者のなかには「在庫管理システムって具体的にどんなものなの?」といった疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。 この記事ではそんな方に向けて、在庫管理システムの機能や導入するメリットなどを解説していきます。利便性の高いものであることは事実ですが、解決すべき課題に合わせたシステム選びが重要です。在庫管理システムの導入や開発に失敗しないためにも、ぜひ最後まで読んで概要を理解しましょう。 在庫管理システムとは 在庫管理システムとは、その名の通り企業がもつ商品や資材の情報管理を行うシステムです。今やメーカーや商社、物流関連企業など、在庫管理システムの導入は必須でしょう。 具体的な機能については後述しますが、アナログ管理からシステムへ移行することで、担当者以外もチェックできる環境を整えたり、様々な業務を自動化できたりすることができます。 工数を削減できるだけでなく、属人化しやすい在庫管理業務を標準化できることも注目が集まっている大きな要因です。 在庫管理システムの必要性 在庫管理システムの必要性は、業務効率化とヒューマンエラーの削減による無駄な工数削減にあります。 アナログ管理の場合と比較すると、圧倒的な業務効率化につながります。紙ベースで管理している場合は手書きで記載し、商品や材料の在庫を管理しますが、システムで管理する場合は、1度入力したデータは複製や削除、変更が簡単に行えます。 また、在庫管理システムを導入することで、人間が手で管理する場合と比較したときにミスの削減にもつながります。ヒューマンエラーは業務オペレーションをどれだけ整えても起こります。システムを取り入れることで、ヒューマンエラーを最大限減らすことができるのです。 また、多くの機能を搭載した店舗管理システムなど、多くのツールが開発されています。そして、これらのシステムが組織の課題解決につながるため、多くの企業が導入しているのです。 業務改善の大前提となる数値化についてシステムを取り入れることで実現でき、データを元にした組織の運営が可能になるのです。 在庫管理機能を持つシステムとの違い 同じ機能が搭載されていることもありますが、目的や仕様の違いによって、異なる呼び方がされることもあります。次の3つが、在庫管理システムと混同されることが多いシステムです。

在庫管理システムとは?必要性や基本機能、取り入れるメリットを解説 続きを読む

Scroll to Top